Leçon 9Les Français et le cinéma
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文法
それでは,文法の勉強を始めましょう。
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今からみなさんがマスターしようとしているのは 1. 過去分詞の作り方です。
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動詞の活用形のマスターの仕方と同じです。不定詞の語尾を変化させて規則的に作れるタイプと理屈抜きに丸暗記する必要のあるタイプがあります。
1.過去分詞の作り方
En général, les films étrangers passent dans les cinémas en version doublée.
最後の doublée は過去分詞で,用法は英語と似ているんだ。作り方をしっかりマスターしようね!
フランス語の不定詞の語尾は4種類しかありませんでしたが,過去分詞の語尾も5種類しかありません。
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不定詞の語尾
-er -ir -oir -re
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過去分詞の語尾
-é -i -u -s -t
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しかも,不定詞の語尾によってどんな過去分詞になるかもだいたい決まっているんだよ。
不定詞の語尾と過去分詞の語尾の関係
不定詞の語尾と過去分詞の語尾には密接な関係があります。
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不定詞の語尾が -er の場合は,過去分詞はいつも -éになるんだね。
では,過去分詞の作り方を詳しく見てみましょう。まずは,不定詞の語尾を変化させて作る過去分詞からだよ。モデルの後について発音するのも忘れないでね。
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1.1 不定詞の語尾を変化させて作る過去分詞
1)不定詞の語尾 -er の動詞のすべて → - é
aimer → aimé | aller → allé |
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2)不定詞の語尾 -ir の動詞の大半 → - i
finir → fini | sortir → sorti |
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3)不定詞の語尾 -oir, -re の動詞の一部 → - u
voir → vu | répondre → répondu |
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モデルの後について発音するのを忘れないでね!不定詞の語尾が -er の場合は,不定詞と過去分詞の発音が同じだよ!
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1.2 理屈抜きにまるごと覚えたほうがいい過去分詞
1)é で終わる過去分詞
être → été | naître → né |
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2)u で終わる過去分詞
venir → venu | boire → bu |
lire → lu | connaître → connu |
pouvoir → pu | pleuvoir → plu [y] |
savoir → su | avoir → eu[y] |
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モデルの後について発音して覚えるしかないね!
理屈抜きにまるごと覚えたほうがいい過去分詞の続きです。今度は子音字の s か t で終わる過去分詞です。
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1.2 理屈抜きにまるごと覚えたほうがいい過去分詞 (つづき)
3))s で終わる過去分詞
prendre → pris | comprendre → compris |
apprendre → appris | mettre → mis |
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過去分詞が -sで終わるのは,prendre と mettre の派生語だよ。
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4)t で終わる過去分詞
faire → fait | dire → dit |
écrire → écrit | |
craindre → craint | éteindre → éteint |
ouvrir → ouvert | offrir → offert |
mourir → mort |
2. 過去分詞の形容詞的用法
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今からみなさんがマスターしようとしているのは 2. 過去分詞の形容詞的用法です。
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「過去分詞」は形容詞と似たところがあるんだよ。だから,形容詞と同じように,名詞を修飾できるんだ。
En général, les films étrangers passent dans les cinémas en version doublée.
最後の過去分詞の doublée をよく見て。すぐ前の名詞 version を修飾しているんだよ。このように過去分詞が名詞を修飾する「過去分詞の形容詞的用法」って,英語にもあったよね。ところで,形容詞的用法の過去分詞はどんな意味になるんだったか覚えている?
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過去分詞の形容詞的用法
過去分詞の形容詞的用法:受動的意味「〜された」「〜されている」
Comment
だから冒頭のテキストにあった doubler 「吹き替えをする」の形容詞的用法の過去分詞 doublée は「吹き替えられた(吹き替えられている)」とい う意味になるんだね。version doublée は全体で「吹き替えられた版」すなわち「吹き替え版」ということだね。
過去分詞の形容詞的用法には次の二つの用法があります。
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過去分詞の二つの形容詞的用法
1)名詞を直接修飾する用法
Pour répondre aux messages reçus, cliquez sur l’icône représentée par une petite enveloppe.
訳:受け取ったメッセージに返事を書くには,小さな封筒の形で表示されているアイコンをクリックしなさい。
2)補語(属詞)としての用法
La porte est toujours ouverte.
訳:ドアはいつも開いている。
Point
二つの用法を見ると,「過去分詞の形容詞的用法」はその名前が示しているように本来の形容詞の用法と同じであることがわかりますね。
Point
形容詞的用法の過去分詞は,本来の形容詞と同じように性・数が変化します。
1)名詞を直接修飾する用法
Ce document contient des messages importants.
訳:この資料には重要なメッセージが含まれています。
2)補語(属詞)としての用法
La porte est très étroite.
訳:その出入り口はとても狭い。
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形容詞的用法の過去分詞の性・数一致
1)名詞を直接修飾する用法
→ 過去分詞は修飾する名詞の性・数に一致する。
Pour répondre aux messages reçus, cliquez sur l’icône représentée par une petite enveloppe.
2)補語(属詞)用法
→過去分詞は主語の性・数に一致する。
La porte est toujours ouverte.
Comment
最初の例文では,過去分詞 reçus は男性複数の messages に,過去分詞 représentée は女性単数の icône に一致しています。 2番目の例文では,過去分詞 ouverte は女性単数の porte に一致しています。
3. 代名詞 y
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今からみなさんがマスターしようとしているのは 3. 代名詞 yです。
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y は,英語の there 「そこへ」(副詞)にちょっと似ている代名詞だよ。
Ils y vont souvent entre amis et adorent discuter du film qu’ils viennent de voir.
y は,この文では au cinéma のかわりをする代名詞だよ。英語の there に似ているけれど,y はちょっと変わった代名詞だよ。「場所」以外の表現のかわりをすることもできるんだ。
1)用法 その1
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代名詞 y を使うのは?
「à +名詞」→ y
- Tu vas souvent à Paris ?
- Oui, j’y vais quelquefois. (← je vais à Paris)
訳: - よくパリに行くの?
- ええ,(そこへは)ときどき行きます。
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質問に名詞で答えたなら,je vais à Paris となります。à Paris のように,「à+名詞」は全体を代名詞 y にかえることができるんだよ。
先生,質問!
Comment
これって副詞ではないのですか?英語の there に似ているので。
そうですね,前置詞+名詞のかわりをしているのだから,代名詞の働きだけではなくて,副詞の働きをもしていますね。それで y を「副詞的代名詞」と呼ぶ人もいます。y は,かわりをするもとの表現の性・数に関係なく用いることができるので,普通は「中性代名詞」に分類されます。
Point
同じように「à+名詞」が代名詞化される例をもうひとつ見てみましょう。実は,y にかえることができる「à+名詞」の「名詞」は場所をあらわす表現とは限らないのです。
- Pensez-vous à votre avenir ?
- Oui, j’y pense souvent . (← je pense à mon avenir)
訳: - あなたはあなたの将来のことを考えていますか。
- はい,よくそのことを考えます。
mon avenir は,「私の将来」という意味ですから,場所をあらわす表現ではありません。でも,「à+名詞」の形をしているから, 全体を代名詞 y にかえることができるのです。
2)用法 その2
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y は文のどこに置くのか?
(ne)+ y + 動詞 + (pas)
- Pensez-vous à votre avenir ?
- Oui, j’y pense souvent. (← je pense à mon avenir)
- Non, je n’y pense jamais . (← je ne pense jamais à mon avenir)
訳: - あなたはあなたの将来のことを考えていますか。
- はい,そのことはよく考えます。
- いいえ,そのことは決して考えません。
Point
代名詞 y は動詞の前に置くのです。否定文,倒置疑問文の場合も同じです。
Comment
代名詞 y の位置について,正確に言うと,関係している動詞のすぐ前に置くということだよ。
Je dois réfléchir à mon avenir.
訳: 私は自分の将来のことをよく考えなければならない。
→ ○ Je dois y réfléchir.
→ × Je y dois réfléchir.
上の例では,y は dois (devoir) の前ではなくて,réfléchir の前に置きます。それは,y (à mon avenir) が réfléchir の目的語になっているからです。
もっと知りたい!Quelques infos en plus !
代名詞 y がかわりをするのは「à +名詞」だけですか。他の前置詞の場合はだめなのですか。
いいえ,そんなことはないのですよ。次のような「前置詞+名詞」は,やはりかわりに y を用いることができます。
・「en +名詞」
Il est né en France et il y habite toujours. (← Il habite toujours en France)
訳:彼はフランスで生まれて,今でもそこに住んでいます。
・「dans +名詞」
C’est mon sac. J’y enferme mes affaires. (← J’enferme mes affaires dans mon sac)
訳:これは私のバッグです。これに私は私の持ち物をしまっておきます。
・「chez +名詞」
J’y vais pour voir ses parents. (← Je vais chez Jean-François pour voir ses parents.)
訳:私は彼の両親に会うためにそこへ(Jean-François の家に)行きます。
・「sur +名詞」
Tu as ma promesse, tu peux y compter. (← Tu peux compter sur ma promesse)
訳:約束するよ。頼りにしてもらっていいよ。
文法 / 自律学習コーナー
1.代名詞 y(つづき)
ここからは,自律学習のコーナーです。
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今からみなさんがマスターしようとしているのは1. 代名詞 y(つづき)です。
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y はほんとうに変わった代名詞だよね。確かに英語の thereと同じ働きをすることもあるけれど,それ以外の用法もたくさんあるんだよ。
これまで代名詞 y が「à +名詞」のかわりをする用法を見てきましたが,実は前置詞 à の後には名詞以外の表現も使えます。
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代名詞 y が「à +名詞以外の表現」のかわりをする場合
1) 「à +代名詞」のかわり
- Je ne veux pas penser à ça.
- Mais il faut y penser ! (← il faut penser à cela)
訳:- 私はそのことは考えたくない。
- でも,それは考えなくてはならないよ。
2) 「à +不定詞」のかわり
- Tu renonces à poursuivre tes études ?
- Oui, j'y renonce. (← je renonce à poursuivre mes études)
訳:- 勉強を続けるのはやめるのかい。
- そう,やめるんだ。
3) 「à +節」のかわり
- Vous consentez à ce qu'ils se marient ?
- Oui, j'y consens. (← je consens à ce qu'ils se marient)
訳:- あなたは彼らが結婚するのに同意しますか。
- はい,同意します。
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「節」とは,文の一部になっている「主語+述語」のことだよ。ils(主語)+ se marient (述語)は,「主語+述語」が文の一部になっているから「節」だね。
2. 近接過去 venir de + 不定詞
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今からみなさんがマスターしようとしているのは 2.近接過去 venir de + 不定詞です。
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動詞に関してだけれど,いままで勉強してきたのは全部「現在形」だったよね。実はフランス語では,この現在形で過去と未来をあらわせるのです。
Ils y vont souvent entre amis et adorent discuter du film qu’ils viennent de voir.
viennent は venir の活用形だよね。でも,ここでは「来る」という意味ではないんだ。
Point
venir はすでにやった動詞ですね。(→Leçon 8)「来る」という意味でしたね。ところが,「venir de + 不定詞」の組み合わせになると,「来る」という意味はなくなり,近い過去をあらわす次のような意味になります。
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近接過去「venir de +不定詞」の意味
「venir de + 不定詞」→「... したばかりである(したところだ)」
Je viens d'arriver.
訳:私は着いたばかりです。
Il vient d'écrire à Laure.
訳:彼はロールに手紙を書いたところです。
Comment
「venir +不定詞」と「venir de +不定詞」とは意味が大違いです。
「venir +不定詞」→「~しに来る」
「venir de +不定詞」「~したばかりである(したところだ)」
Elle vient dîner chez moi.
彼女は私の家に夕食を食べにやってくる。
Elle vient de dîner chez moi.
彼女は私の家で夕食を食べたところです。
「venir de + 不定詞」の近接過去形を作るには,venir の活用形をしっかりマスターしておく必要があるね。venir は英語の come にあたり,とてもよく使われる動詞だったんだよね。すぐに口をついて出るように,何度も発音して覚えましょう。
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venir の活用(復習)
je viens | tu viens | il (elle) vient |
nous venons | vous venez | ils (elles) viennent |
先生,質問!
Comment
「venir de + 不定詞」は,時をあらわす表現といっしょに使えるのですか?
なかなかいい質問ですね。実は,「venir de + 不定詞」は,時をあらわす副詞や副詞句とふつうはいっしょに使いません。特に,あきらかに過去を表す表現といっしょに使うことはできません。たとえば,「私はきのうここに着いたところです」という意味で,次のように言うことはできません。
× Je viens d’arriver ici hier.
ここで使われている viens は venir の現在形の活用形で,あくまでも現在のことを言っているからです。
「私はきのうここに着いたところです」とフランス語で言うには,「複合過去形」という Leçon 13 で出てくる時制を使います。
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近接過去を強調する
「たった今(つい最近)~したばかりである」「やっと~したところだ」と,近接過去を強調して表現したいときには,venir (tout) juste de + 不定詞」の構文を使います。
Elle vient juste d'avoir 18 ans.
彼女はやっと18歳になったところです。
Michel vient tout juste de terminer sa maîtrise.
ミシェルはつい最近修士課程をおえたところです。
La nuit vient tout juste de tomber.
たった今,日が暮れたところです。
Comment
英語でも,I have just eaten a pizza. というような言い方をします。ちょっと似ているね!
3. 近接未来 aller + 不定詞
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今からみなさんがマスターしようとしているのは 3. 近接未来 aller + 不定詞です。
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aller は英語の go にあたる動詞だよね。その go を用いた be going to には「行く」という意味はないよね。実は,「aller+不定詞」は be going to にちょっと似ているよ。
Point
aller はすでにやった動詞ですね。(→ Leçon 7. 2)「行く」という意味でしたね。ところが,「aller + 不定詞」の組み合わせになると,「行く」という意味はなくなり,近い未来をあらわす次のような意味になることがあるのです。
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近接未来「aller + 不定詞」の意味
「aller + 不定詞」→「... しようとしている,するところだ,するでしょう,するつもりだ」
Je vais bientôt partir.
訳:私はまもなく出発するところだ。
Il va arriver dans une heure.
訳:彼は1時間後に到着するでしょう。
先生,質問!
「aller + 不定詞」のあらわしている近接未来って,どのくらい近い未来のことですか?
Comment
なかなかいい質問ですね。実は,時間的な遠近は必ずしも関係ないのです。ある言語学者は,「近接未来形は,現在から未来に橋をかける働きをする」と言っています。つまり,「近接未来形」を使うのは,「未来」のことを「現在と連続していること」として言うときですね。それは,具体的には次のような場合が考えられます。
1 ごく近い未来のことを言うとき
Tu ne comprends pas ? Alors, je vais t'expliquer.
わからないの?じゃあ,(今から)きみに説明するよ。
2 たとえ遠い未来のことであっても,現在の状況からして確実に実現することとして言えるとき
On va se marier dans un an.
私たちは1年後に結婚します。
Comment
近接未来形と bientôt
近接未来形「aller +不定詞」は,bientôt「まもなく,もうすぐ」という意味の副詞とともによく用いられます。その他,tout à l’heure 「すぐに」,cet après-midi 「今日の午後」,ce soir 「今夜」, demain 「あす」 などの表現とともにもよく用いられます。
Comment
「aller +不定詞」の二つの意味
「aller +不定詞」には,「…しようとしている」(近接未来)という意味だけでなく,「…しに行く」という意味もあります。たとえば,
Elle va jouer au tennis.
彼女はテニスをするでしょう。/彼女はテニスをしに行く。
訳すときにはコンテクストによって,どちらの意味で使われているか考えて,訳し分けてください。
動詞 allerの活用を復習しましょう。aller は英語の goにあたり,よく使われる動詞です。まったく不規則な動詞ですので,何度も発音して丸暗記してしまいましょう。
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aller の活用
je vais | tu vas | il(elle) va |
nous allons | vous allez | ils(elles) vont |
先生,質問!
「aller + 不定詞」は,「〜しようとしている」という近接未来の意味と「〜しに行く」という2つの意味があるということですが,見かけだけでどちらの意味で使われているかわからないのですか?
Comment
わかる場合もあります。近接未来の「aller + 不定詞」は,「現在」と「半過去」(Leçon 14)の時制でしか使われません。ですから,他の時制(例えば,複合過去→Leçon13)で使われている「aller + 不定詞」は,「〜しに行く」という意味です。また,次のように習慣を表す文では,当然「~しに行く」という意味ですね。
Il va dîner chez elle le dimanche.
日曜日は,いつも彼は彼女の家へ夕食を食べに行く。
D’habitude, je vais voir mon médecin, je lui demande un calmant.
いつも私は医者に診察をしてもらいに行き,鎮痛剤をもらいます。
それに対して,近接未来の「aller + 不定詞」は,bientôt, tout à l’heure, ce soir, demain などの表現とともに用いられることが多いですね。
もっと知りたい!Quelques infos en plus !
近接過去を強調する
命令を強調する「aller +不定詞」
tu とか vous が主語になっている「aller + 不定詞」は,命令を表すことがあります。
Tu vas pas recommencer tes conneries !
馬鹿なことをまたする(言う)んじゃないよ!
Tu vas te taire à la fin !
いい加減に黙れよ!
このような意味は,疑問文でもよく表されるね。
Vas-tu te taire à la fin ?
いい加減に黙らないか!
Tu vas pas te taire à la fin ?
いい加減に黙らないか!
次の,Ne va pas (N’allez pas) croire que ~もよく使われる表現だよ。
N'allez pas croire que c'est facile !
簡単だと思ってはいけないよ!
Exercice Synthétique
まず,次の表現をモデルの後について発音して覚えましょう。
son travail 彼(女)の仕事 | ses devoirs 彼(女)の宿題 |
la cuisine 料理 | la vaisselle 皿洗い |
le ménage 掃除 | la lessive 洗濯 |
aller au cinéma | 映画に行く |
aller au concert | コンサートに行く |
écouter de la musique | 音楽を聞く |
jouer au tennis | テニスをする |
イラストを見て,モデルにならって文を作りましょう。
Modèle : Je viens de finir mes devoirs et maintenant je vais aller au cinéma.(映画に行く)
1)
2)
Comment
「過去分詞」は重要な文法項目だよ。英語と同じで,「助動詞+過去分詞」でいろいろな時制をあらわします。また,形容詞のように名詞を修飾する用法もあるよ。この課では,過去分詞の作り方をしっかりマスターしてね。