La Grammaire Active du Français

テキスト

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フランス語
日本語

La République française

フランス共和国

La France est un pays de l’Union européenne.

フランスは EU(欧州連合)に属している国です。

C’est une république.

フランスは共和国です。

Elle est indivisible, laïque, démocratique et sociale.

不可分で非宗教的,民主的で,社会的です。

La devise de la République française est : « Liberté, Égalité, Fraternité ».

フランス共和国のスローガンは,自由,平等,友愛です。

発音と綴り字

ソーマ

テキストで使われている単語について「発音と綴り字の関係」をみてみましょう。

Point

フランス語は発音と綴り字との間に比較的密接な関係があります.規則を覚えてしまうと辞書でいちいち発音記号を調べなくても,読むことができます.

そこで,これから毎回少しずつ発音と綴り字との関係の規則を覚えていくことにしましょう.

綴り字 u の発音

Check

他の母音字(a, e, i, y, o, u)とくっついていない u は [y] と発音します.

ルール1:綴り字 u は [y] と発音する.

Point

ところで,[y] の発音の仕方覚えていますか.そうですね,舌の先は下の歯の裏につけ,唇は丸めて十分に前に突き出して発音します.[i]を発音しながら,舌は歯茎から離さないで,唇を丸めて[u]の形に近づけていくといいですね。

Comment

唇を丸めたときに,舌が歯茎から離れないように注意してね。

では,ジャン=フランソワの唇の形をよく見て,練習しましょう。

最初は[y]の音を短く,次に長くのばして発音してみましょう。

こんどは,この綴り字のはいっている単語を発音してみましょう。

  • une 1つの
  • tu きみ
  • union 連合
  • république 共和国

さあ,ここで問題です。

次の単語を発音してみてください。次に正解を聞きながら,もう一度発音してみましょう。

  • musique 音楽
  • flute フルート
  • lecture 読書
  • numéro 番号

文法

ソーマ

それでは,文法の勉強を始めましょう。
さあ,Leçon 1のメニューを見て下さい。

Leçon 1のメニュー

Comment

いきなり重要な文法項目がたくさんでてきました。実は,「1. 名詞の性と数」は「2. 冠詞」,「3. 主語人称代名詞」,「5. 形容詞の性と数」と密接に関係しているんだよ。ということは,「1. 名詞の性と数」は最重要項目と言えるね。

Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは 1. 名詞の性と数です。

Comment

名詞に単数と複数の区別があるのは,英語にもあったから問題ないね。でも,性の区別はなかったよね?

1. 名詞の性と数

La France est un pays de l’Union européenne.

ソーマ

フランス語の名詞には「性」があるよ。でも,これってそんなに特殊なことではないんだ。詳しくは教科書の9ページを見てね!

1)性

Point

フランス語では,無生物を表す名詞も,男性と女性に分けられます。 (文法上の性)

人や動物をあらわす名詞は,原則として自然の性と文法上の性が一致します。

つぎの単語を見てください。

Check
男性名詞 frère hôtel Japon pays
女性名詞 sœur église France union
Comment

frère「兄弟」,sœur「姉妹」のような人を表す名詞に性があるだけでなく,人以外のすべての名詞(男性名詞:hôtel「ホテル」,Japon「日本」;女性名詞:église「教会」,France「フランス」)にも性があります。抽象的な意味の名詞(男性名詞:pays「国」,女性名詞:union「連合」)にも性があるんだよ。おもしろいね。

Comment

男性っぽいものが男性名詞で女性っぽいものが女性名詞なのかな? 実はそうではありません。例外もありますが,名詞の性は単語の語尾でだいたいわかります。

Check

男性名詞の大部分は-e 以外で終わっている。

女性名詞の大部分は-e, で終わっている。

*語尾が-e以外でも -ion, -té, -aison で終わっている名詞は女性名詞
*語尾が-e でも -age, -aire, -isme で終わっている名詞は男性名詞

先生,質問!

名詞の性の区別はどうしても覚えなければならないのですか?

Comment

そうです。

フランス語では冠詞とか形容詞も,名詞の性と数に応じて形が変化します。 つまり,英語と違って冠詞や形容詞にも,男性形,女性形があるのです。ですから名詞の性を知らないと,冠詞とか形容詞を適切な形で使えない事になってしまいます。

アルファベの e で終わる単語の大半は女性名詞ですが,例外もあります。そこで,単語をおぼえるときに,不定冠詞をつけて何度も発音して語呂で(音として)覚えるようにしましょう。

Comment

また,例外,つまり -e で終わっている男性名詞,-e で終わらない女性名詞をしっかり覚えるようにしましょう。

2)数

Check

複数形の大部分は,英語と同じように単数形に s をつければできます。

原則:単数形+ s =複数形

frère(単)→ frères(複)

Check

発音の注意

英語と違ってこの s は発音しませんから注意しましょう。。

*複数形の作り方,もっとくわしくは → Leçon 11-3

2. 冠詞

ソーマ

再び Leçon 1のメニューを見て下さい。

Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは 2. 冠詞です。

Comment

これからマスターするのは冠詞なんだけれど,ここでなぜ名詞の性の区別を覚えることが大事なのかがわかるよ。

1)不定冠詞

La France est un pays de l’Union européenne.

ソーマ

la, un, l' は冠詞だよ。冠詞のない日本語は特殊な言語?

まずは,不定冠詞です。フランス語には3つの不定冠詞があります。

*部分冠詞については Leçon 8-2

Check

不定冠詞

un +男性単数名詞

une +女性単数名詞

des +男・女性複数名詞

Comment

つまり,単数名詞の場合は,名詞の性によって異なる不定冠詞をつけます。また,複数名詞にも不定冠詞をつけますが,複数の場合は,男性名詞にも女性名詞にも同じ冠詞をつけます。

それぞれの不定冠詞を名詞をつけて発音してみましょう。

un+男性単数名詞 une+女性単数名詞 des+男・女性複数名詞
un frère une sœur des frères des sœurs
un hôtel une église des hôtels des églises
Check

複数名詞にも不定冠詞

フランス語では英語と異なり,複数名詞にも不定冠詞がつきます。これで複数語尾の s が発音されなくても,その名詞が複数だとわかります。うまくできていますね!また複数名詞の定冠詞もあります。

Check

アンシェヌマン

文の中で,ひとつめの単語の最後が子音で終わり,次の単語が母音で始まるときには,ひとつめの単語の子音を次の単語の母音につなげて発音します。これをアンシェヌマン といいます。

un,des 後のリエゾン,une の後のアンシェヌマンに注意しましょう。

アンシェヌマン:une  ͡ église

Check

リエゾン

文の中で,ひとつめの単語の最後が発音されない子音字で終わり,次の単語が母音で始まるときには,ひとつめの単語の最後の子音字を発音して次の単語の母音につなげて発音します。これをリエゾンといいます。

リエゾンは文法的にも意味的にも厳密な関係を持つ単語と単語の間でしかおこなわれません。 un, des の後のリエゾンに注意しましょう。

リエゾン:un ‿ hôtel des ‿ hôtels des ‿ églises

Comment

un は口を横長に開いて出す鼻母音だね。Une の発音は,発音記号で書くと[yn]。[y]は[ウ]の唇で[イ]の音を出すのだったね。

2)定冠詞

それでは,今度は定冠詞を見てみましょう。フランス語には3つの定冠詞があります。

*不定冠詞と定冠詞の使い分けについては Leçon 10-2

Check

定冠詞

le +男性単数名詞

la +女性単数名詞

les +男・女性複数名詞

Comment

つまり,単数名詞の場合は,名詞の性によって異なる定冠詞をつけます。複数の場合は,男性名詞にも女性名詞にも同じ冠詞をつけます。

それぞれの不定冠詞を名詞をつけて発音してみましょう。

le+男性単数名詞 la+女性単数名詞 les+男・女性複数名詞
le frère la sœur les frères les sœurs
l’hôtel l’église les hôtels les églises
Check

エリズィオン

定冠詞 le, la は,母音字または無音の hで始まる名詞の前ではエリズィオンして le, la でなくて l' となります。

× le hôtel → ○ l'hôtel

× la église → ○ l'église

Check

リエゾン

lesの後のリエゾンに注意しましょう。

les ‿ hôtels les ‿ églises

Comment

語頭の h には,無音と有音の2種類があります。無音のhと有音の h の区別はhそのものの発音の区別ではありません。無音の h の場合はエリズィオンとリエゾンがおこります。

hôtel の h は無音の h です。だから l'hôtel になり,les hôtels は[レゾテル]と発音します。

3. 主語人称代名詞

ソーマ

再び Leçon 1のメニューを見て下さい。

Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは 3. 主語人称代名詞です。

Comment

主語人称代名詞は,簡単だけれど,英語の you にあたる表現に注意!

実は,2つあるんだよ。

La France est un pays de l’Union européenne.…

Elle est indivisible,…

ソーマ

フランス語の人称代名詞は人以外のものの代わりもするよ。でも,これも…

英語の I, you, he, she にあたる主語人称代名詞です。

まず発音してみましょう。音声ボタンをクリックしてください。

Check

主語人称代名詞

  1人称 2人称 3人称
単数 私は je(j') きみは tu 彼は il 彼女は elle
複数 私たちは nous あなたは vous 彼らは ils 彼女らは elles
Check

エリズィオン

je の後ろに母音字や無音の h で始まる単語がくるときにエリズィオンがおこり,j'となります。

Check

vous

vous は単数でも用いられるが,親しい人や子供に対してはtuが用いられる。

Check

発音

単数の il , elle と複数の ilselles とは発音が同じです。

先生,質問!

結局,vous にはいくつ意味があるんですか?

Comment

vous には次の3つの意味があることになりますね。

1. 単数の「あなた」(親しくない人に用いる)
2. 単数 vous (親しくない人に用いる)の複数「あなたがた」
3. tu の複数「きみたち」(親しい人に用いる)

どの意味で使われているのかは,もちろん文脈・状況でわかりますから,ご心配なく!

3. 主語人称代名詞 もっと知りたい! Qulques infos en plus !

tu と単数 vous の使い分け

vous を使うのは?

Comment

単数の vous は,相手との心理的距離を取る必要のある場合(見知らぬ人,目上の人,社会的地位の高い人など)に対して用いる。

tu を使うのは?

Comment

tu は,相手との心理的距離を取る必要のない場合(家族,友達,同僚,子供など)に用いる.

たとえ初対面の人であっても,その人と心理的距離を取りたくなければ(お近づきになりたければ)tu を使う手もあります。

主語人称代名詞 on

主語人称代名詞 on とは?

Comment

日常会話では,nous「私たちは」の代わりに,on がよく用いられます。また,on は,「私たち」という意味の他に「人々は」とか「誰かが」という意味でも用いられます。

En Angleterre on ne mange pas bien. イギリスは食べ物がまずい。
On sonne! 玄関のチャイムが鳴っているよ!

on は,「私たちは」とか「人々は」とか,複数の意味で用いられることが多いのだけれど,文法上の扱いはいつも3人称の単数だよ。

Check

フランス語の人称代名詞は人以外のものの代わりもする。

Où est l'ordinateur ? Il est sur la table.

Où est l'imprimante ? Elle est sous la table.

Comment

上の例では,il と elle はそれぞれ男性単数名詞の l’ordinateur 「コンピューター」と女性単数名詞の l’imprimante「プリンター」の代わりをしているんだよ。

フランス語の人称代名詞が人以外のものの代わりもすることは,すべての名詞に文法上の性があることと関係しているんだね。

4. 動詞 être の直説法現在

ソーマ

再び Leçon 1のメニューを見て下さい。

Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは 4. 動詞 être の直説法現在です。

Comment

動詞 être はとてもよく使われる重要な動詞です。しっかりマスターしてね!

La devise de la République française est《Liberté, Égalité, Fraternité 》.

ソーマ

フランス語の動詞は主語の人称と数に応じて変化するよ。これを「活用」と呼ぶんだ。

Check

活用とは?

フランス語の動詞は,主語の人称に応じて変化します。これを活用といいます。動詞によって,規則的に活用するものと不規則な活用をするものとがあります。動詞の活用はフランス語の文法をマスターするときの難関のひとつですが,頑張りましょう。

規則動詞と不規則動詞

Point

動詞によって,規則的に活用するものと不規則な活用をするものとがあります。規則動詞は規則をしっかり理解し,不規則動詞は丸暗記するようにしましょう。

英語の be 動詞にあたる être はまったく不規則な活用をする動詞です。さあ発音して覚えてしまいましょう。

Check

être の直接法現在

  1人称 2人称 3人称
単数 je suis tu es il  ͡ est elle  ͡ est
複数 nous sommes vous ‿ êtes ils sont elles sont

il と elle の場合は後ろにくる est とアンシェヌマンします。

Comment

il est[イレ]elle est[エレ]となります。
詳しくは,「もっと知りたい!」へ

vous と êtes はリエゾンします。

vous êtes [ヴゼット]となります。

先生,質問!

「直説法」って何ですか。

Comment

耳慣れない言葉だから,気にかかると思うけれど,今はまだあまり気にする必要はないんだよ。

「法」(le mode)とは,伝えたい事柄に対する話し手のスタンスを示す動詞の形のことなんだ。

「直説法」は,事柄を客観的事実として伝えたいときに使う形です。「直説法」の他に「命令法」,「条件法」,「接続法」があります。

直説法: Tu m'aimes.
きみは私を愛している。
命令法: Aime-moi.
私を愛しなさい。
条件法: Si tu étais plus gentille, je t'aimerais.
きみがもっとやさしければ,私はきみを愛するのに。
接続法: Je veux que tu m'aimes.
私はきみに私を愛してもらいたい。

どの法を使うかによって,同じ内容でも,相手への伝わり方が変わるんだね。

もっと知りたい!  Quelques infos en plus !

アンシェヌマンについて その1

Comment

文の中で,ひとつめの単語の最後が子音で終わり,次の単語が母音で始まるときには,ひとつめの単語の子音を次の単語の母音につなげて発音します.これをアンシェヌマンと言います.

アンシェヌマン(enchaînement)のもともとの意味は,「鎖(chaîne)でつなぐこと」です。

アンシェヌマンについて その2
アンシェヌマンとは,もっと具体的に?

Comment

il est を例にして,このことを説明します。それぞれ単独で発音すると,il [il] と est [ε] です。

でも,il est と並ぶと,最初の単語 il は子音 [l] で終わっていて,次の単語 est は母音 [ε] で始まっているので,このような場合は子音と母音をつなげて,[i-lε] 発音します。 elle est についても,同じことです。

il [il]  est [ε] → il est [i-lε]

リエゾンとは?

Comment

文の中で,ひとつめの単語が発音されない子音字で終わっていて,次の単語が母音で始まっているとき,ひとつめの単語の子音字を発音して次の単語の母音とつなげることがあります。これをリエゾンといいます。

ただし,リエゾンは,文法的にも意味的にも緊密な関係を持つ単語と単語の間でしかおこなわれないので,注意しましょう。

リエゾンについて
リエゾンとは,もっと具体的に?

Comment

vous êtes を例にして,このことを説明します。それぞれ単独で発音すると,vous [vu] と êtes [εt] です。

でも,vous êtes と並ぶと,2番目の単語 êtes は母音 [ε] で始まっているので,最初の単語 vous の語尾の子音字 s を発音することになります。

この s を, êtes の [ε] とつなげて発音するので,全体として[vu-zεt] となります。

vous [vu] êtes [εt ]  → vous êtes [vu-zεt]

5. 形容詞の性と数(1)

ソーマ

再び Leçon 1のメニューを見て下さい。

Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは 5. 形容詞の性と数(1) です。

Comment

フランス語の形容詞は,ちょっとやっかいだよ。

名詞に性の区別があったことに関係しているんだ。

La devise de la République française est《Liberté, Égalité, Fraternité 》.

ソーマ

フランス語の形容詞の用法は日本語や英語の用法とはかなり違っているよ。

Point

この課では形容詞を勉強しましょう。フランス語の形容詞には英語の形容詞と大きく異なっている点が二つあります。

Comment

1)関係する名詞や代名詞の性と数に一致して変化します。

2)名詞を修飾する形容詞は,名詞の後ろに置きます。

(ここでは,1)の性数の一致について勉強します。)

Point

フランス語の形容詞は関係する名詞や代名詞の性と数に一致して変化します。 まず,性の一致についてみてみましょう。

Check

形容詞の性の一致

  (形容詞) (男性単数名詞)
un joli cadeau
きれいな贈り物
  (形容詞) (女性単数名詞)
une jolie fleur
きれいな花
(男性単数代名詞)   (形容詞)
Il est intelligent.
彼は頭がいい
(女性単数代名詞)   (形容詞)
Elle est intelligente.
彼女は頭がいい
Check

どの名詞や代名詞に一致するのか?

1)形容詞の後(前)にある名詞

2)主語の名詞・代名詞

Comment

joli の場合は語尾の e は発音しないから,e をつけても発音はかわらないんだよ。しかし intelligent の場合は intelligente になると t が語尾の子音ではなくなり,[アンテリジャント]と発音されるようになります。

形容詞の女性形はどのようにして作るのでしょうか?

Check

形容詞の女性形の作り方

男性形 + e = 女性形

Point

形容詞の女性形はふつう男性形にe を付けて作ります。

*男性名詞と女性名詞の見分け方については Lecon 1-1

形容詞の単数形・複数形(数の一致)

Point

フランス語の形容詞は関係している名詞や代名詞の数にも一致します。では,次の例を見て下さい。

Check

形容詞の数の一致

  (形容詞) (男性単数名詞)
un joli cadeau
きれいな贈り物
  (形容詞) (男性複数名詞)
de(s) jolis cadeaux
きれいな贈り物
(男性単数代名詞)   (形容詞)
Il est intelligent.
彼は頭がいい
(男性複数代名詞)   (形容詞)
Ils sont intelligents.
彼らは頭がいい

*不定冠詞 des は,<形容詞+複数名詞>の前ではdeになることがある。

形容詞の複数形はどのようにして作るのでしょうか?

Check

形容詞の複数形の作り方

単数形+ s = 複数形

Point

形容詞の複数形はふつう男性形に s を付けて作ります。

Comment

上の例のように,主語になっている単数代名詞(il)が複数代名詞(ils)に変わると補語(属詞)になっている形容詞も単数形(intelligent )から複数形(intelligents)に変化します。

Comment

形容詞につく複数語尾のsも名詞の複数語尾と同様に発音しません。

Check

形容詞の数の一致

  (形容詞) (女性単数名詞)
une jolie fleur
きれいな花
  (形容詞) (女性複数名詞)
de(s) jolies fleurs
きれいな花
(女性単数代名詞)   (形容詞)
Elle est intelligente.
彼女は頭がいい
(女性複数代名詞)   (形容詞)
Elles sont intelligentes.
彼女らは頭がいい

形容詞の女性複数形の作り方

Check

形容詞の女性複数形の作り方

男性単数形+ es = 女性複数形

Point

形容詞の女性形はふつう男性形に es を付けて作ります。

Comment

ということは,形容詞の男性複数形は s だけを,そして女性複数形は e と s をつけて作るということだね。

6.名詞につく形容詞の位置

ソーマ

再び Leçon 1のメニューを見て下さい。

Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは 6.名詞につく形容詞の位置です。

Comment

フランス語では形容詞が名詞の前につくのは,例外だから,名詞の前につく形容詞をしっかり覚えるようにするといいよ。

Check

フランス語の形容詞は名詞を修飾する場合,ふつうその名詞のうしろに置きます。
(英語と異なる点の2つめ)

原則:名詞 形容詞
 
(une)fille:女の子   blonde:金髪の
Comment

形容詞が名詞の後に来るなんて,変な言葉だとおもってはダメだよ。形容詞が名詞を後ろから修飾する言葉は,結構たくさんあるんだよ。なんでも英語や日本語を基準に考えてはダメってことだね。そうしないように英語以外の言葉を勉強しているんだから。

Point

フランス語の形容詞 は名詞を修飾する場合,ふつうその名詞のうしろ に置く。

Check

形容詞の中には,名詞の前に置かれたり,後ろに置かれたりするものもありますが,次の形容詞は必ず名詞の後ろに置かれます。

1)色・形・国籍・宗教 をあらわす形容詞

  • une maison blanche 白い家
  • une table ronde 丸いテーブル
  • un avion français フランスの飛行機

2)形容詞的に用いられた過去分詞

  • une histoire compliquée 複雑な話
Comment

名詞の前か後ろか,はっきりしている場合は,辞書に書いてあるよ。

ただし,次のような日常的によくつかわれて,話し手の主観的評価をあらわす短い形容詞は,ふつう名詞の前に置きます。

Check
petit(petite) 小さい +名詞
grand(grande) 大きい
bon(bonne) よい
mauvais(mauvaise) 悪い
beau(belle) 美しい
joli(jolie) きれいな
jeune(jeune) 若い
vieux(vieille) 年とった
etc.  
形容詞 名詞 形容詞
(une) jolie fille blonde
きれいな  女の子 金髪
Comment

前に置かれる形容詞は例外で数も少ないので,まずは上の表にある前に置かれる形容詞を覚えてしまうのがいいよ。

de に変身する des

Comment

複数名詞につく不定冠詞はふつう des ですが,名詞の前に形容詞が置かれて,<不定冠詞+形容詞+複数名詞>の語順になると,不定冠詞 des は de になることがあります。

De petits chiens 小さい犬

ただし,このような場合でも des のままのこともあるので,この規則はあまり神経質になる必要はありません。

位置によって意味の変わる形容詞

Comment

位置によって意味の変わる形容詞もあるよ。

  • nouvelle voiture 今度買った車
  • voiture nouvelle 新型車
  • pauvre enfant 哀れな子供
  • enfant pauvre 貧乏な子供
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