La Grammaire Active du Français

Leçon 15L’immigration

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L'immigration

外国人労働者の流入

Les immigrés représentent huit pour cent de la population en France.

移民はフランスの人口の8%を占めています。

Dans les années 60, les immigrés africains ou maghrébins travaillaient dans les usines françaises.

60年代では,アフリカやマグレブからの移民がフランスの工場で働いていました。

Le pays manquait de travailleurs.

国内には労働者が足りなかったのです。

Les industriels en avaient alors recruté dans les anciennes colonies.

そこで産業界は旧植民地から労働者を雇用したのです。

文法

ソーマ

それでは,文法の勉強を始めましょう。
さあ,Leçon 15 のメニューを見てください。

Leçon 15 のメニュー

Comment

最初の「大過去」は,英語の過去完了に似ているから簡単だよ。てごわいのは二番目の en だよ。英語には,同じような代名詞はないんだよ。

Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは1. 直説法大過去です。

Comment

大過去形をつくるには,avoir と être の半過去形を使います。半過去形に自信のない人は,Leçon 14 に戻って,復習してね。

1. 直説法大過去

Les industriels en avaient alors recruté dans les anciennes colonies.

ソーマ

avaient は avoir の半過去形で,recruté は recruter の過去分詞です。さて,この二つの働きは?

大過去形の作り方

過去の出来事をあらわすもうひとつの時制を見てみましょう。複合過去,半過去,そして3番目は「大過去」です。大過去は形も用法も英語の過去完了とよく似ています。まずは,大過去の形からマスターしましょう。大過去は次のような形をしてます。

Check

大過去

大過去=avoir または être の半過去形+過去分詞

Comment

複合過去形と似ているね。複合過去は「avoir または être の現在形+過去分詞」だったね。ところで,助動詞 avoir と être の使い分け,覚えている?Leçon 13 で勉強したことだけれど,やったことを全部覚えているとはかぎらないから,ここで復習しておこうね。

助動詞 avoir と être の使い分け

複合過去や大過去を作るときの,助動詞 avoir と être の使い分けを表にすると次のようになります。

Check

助動詞 avoir と être の使い分け

・移動をあらわす一部の自動詞

・すべての代名動詞

→ 助動詞 être 

・その他の自動詞

・すべての他動詞

→ 助動詞 avoir 
Comment

移動をあらわす自動詞と代名動詞だけが,助動詞として être を取り,それ以外の動詞の助動詞は avoir と覚えればいいね。

Comment

移動をあらわす自動詞とは?

aller 行く / venir 来る

entrer 入る / sortir 出る
partir 出発する / arriver 到着する

monter 上がる / descendre 下る
くわしくは Leçon 13 を見てね。

大過去形の作り方:活用

では,お待たせしました。大過去形の活用形を作ってみましょう。まずは,「avoir の半過去形+過去分詞」の大過去です。

Check

danser 「踊る」の大過去形

j' avais dansé nous avions dansé
tu avais dansé vous aviez dansé
il avait dansé ils avaient dansé
elle avait dansé elles avaient dansé
Comment

danser は移動をあらわす自動詞でも代名動詞でもないから,助動詞は avoir だね。avoir の半過去形はやったばかりだから,大丈夫だよね。過去分詞の作り方を忘れた人は,Leçon 13をもう一度見てね。さあ,もう一度発音してみましょう。

こんどは助動詞が「 être の半過去形+過去分詞」の大過去です。モデルについて,発音しましょう。

Check

partir「出発する」の大過去形

j' étais parti(e) nous étions parti(e)s
tu étais parti(e) vous étiez parti(e)(s)
il était parti ils étaient partis
elle était partie elles étaient parties
Comment

partir は移動をあらわす自動詞だから,助動詞は être をとるんだね。過去分詞は主語の性と数に一致するから,気をつけようね。それでは,リエゾンとアンシェヌマンに注意して,もう一度発音してみて!

大過去の用法

大過去は次のような場合に使われます。

Check

大過去の用法 1

1)過去のある時点にすでに完了している出来事をあらわす場合

Le train était parti quand je suis arrivé à la gare.
訳:私が駅に着いたとき,電車は発車してしまっていた。

Comment

「私が駅に着いた」のも複合過去形であらわされていて,過去のことです。でも,その前に,電車はすでに発車してしまっていたので,このような出来事については,大過去を使うんだよ。

Check

大過去の用法 2

2)過去の習慣的行為に先立つ別の習慣的行為をあらわす場合

Quand mon mari avait fini de travailler, nous allions faire des courses.
訳:夫が仕事をおえてから,いっしょに買い物に行ったものだ。

Comment

「買い物に行く」のは,半過去であらわされていて,過去の習慣です。そうするのは,夫が仕事をおえてからです。夫が仕事をおえるほうが先ですから,「夫が仕事をおえる」のは,大過去であらわされているのです。

Check

大過去の用法 3

3)主節の動詞が過去で,従属節(que...)の出来事が主節よりも以前のことである場合

Elle m'a dit qu'elle s'était mariée avec Jean-Marc.
訳:彼女はジャン・マルクと結婚したと私に言いました。

Comment

彼女がジャン・マルクと結婚したのは,私にそのことを話す以前です。彼女が私にそのことを話してくれたのも,複合過去であらわされていて,過去のことですから,彼女が結婚したことは,大過去であらわします。

大過去形の用法:まとめ

では,ここで大過去の用法をまとめておきましょう。

Check

大過去形の3つの用法 まとめ

1)過去のある時点にすでに完了している出来事をあらわす場合

Le train était parti quand je suis arrivé à la gare.
訳:私が駅に着いたとき,電車は発車してしまっていた。

2)過去の習慣的行為に先立つ別の習慣的行為をあらわす場合

Quand mon mari avait fini de travailler, nous allions faire des courses.
訳:夫が仕事をおえてから,いっしょに買い物に行ったものだ。

3) 主節の動詞が過去で,従属節(que...)の出来事が主節よりも以前のことである場合

Elle m'a dit qu'elle s'était mariée avec Jean-Marc.
訳:彼女はジャン・マルクと結婚したと私に言いました。

2. 代名詞 en

ソーマ

再び,Leçon 15 のメニューを見てください。

Leçon 15 のメニュー

Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは2. 代名詞 en です。

Comment

en は変わった代名詞だけに,マスターするのもたいへんだよ。頑張ってね!

Les industriels en avaient alors recruté dans les anciennes colonies.

ソーマ

en は des travailleurs の代わりをする代名詞だよ。
よく使われるから,しっかりマスターしてね。

Comment

この代名詞の en は,Je vais en France. というような文で使われている前置詞の en と同じ形をしているので,混同しないように注意だね。代名詞の en は動詞の前に置かれるので,前置詞の en との区別は簡単だよ。

enの用法

en の用法は大きく2つに分けることができます。

Check

2種類の用法

1)直接目的語のかわり

a) 「不定冠詞 des・部分冠詞+名詞」全体のかわり
b) 「数詞・数量表現 +名詞」の名詞のかわり

2)前置詞句「de 〜」のかわり

Comment

ここでは,1)の a)の用法を見ていきます。1)の b)の用法と 2)の用法は,自律学習コーナーで見ます。

2種類の用法 1)直接目的語のかわり

それでは en の用法をもっとくわしく見てみましょう。まずは直接目的語のかわりをする en の最初の a)の用法です。

Check

1)a)の用法 直接目的語「不定冠詞 des +名詞」のかわり

en は,直接目的語の働きをしている「不定冠詞 des・部分冠詞+名詞」全体のかわりをする。

「不定冠詞 des+名詞」全体のかわりをする場合:

- Tu manges des escargots ?
- Oui, j'en mange. ( ← je mange des escargots)
訳:きみはカタツムリを食べるかい?
ええ,食べます。

Comment

質問に名詞で答えたなら,je mange des escargots となります。des escargots は,不定冠詞の des のついている直接目的語です。このような場合は,全体を代名詞 en にかえることができるんだよ。

先生,質問!

「un (une) +名詞」の場合は en を用いて代名詞化できないのですか?

Comment

次の例を見てください。

  • - Tu as combien de frères ?
    訳:きみは男のきょうだいが何人いるの?
  • - J'en ai un.
    訳:1人いるよ。

このように,un は代名詞化されないで残ります。
この場合,un (une) は数詞と見なされていて,自律学習コーナーで説明する b) の規則が適用されています。

同じように目的語全体が代名詞化される例をもうひとつ見てみよう。

Check

1)a)の用法 直接目的語「部分冠詞+名詞」のかわり

「部分冠詞+名詞」全体のかわりをする場合:

- Vous avez pris du café ?
- Non, je n'en ai pas pris. (← je n'ai pas pris de café)
訳:あなたはコーヒーを飲みましたか?
いいえ,私は飲んでいません。

Comment

質問に名詞で答えたなら,je n'ai pas pris de café となります。
de café は,部分冠詞の du が変化したものである de のついている直接目的語だから,全体を代名詞 en にかえることができるんだよ。

部分冠詞,忘れました! 

Comment

部分冠詞というのは,数えられないとみなされているものにつける冠詞でした。次のような形をしていましたね。(→ Leçon 8

du+男性名詞  de la +女性名詞
de l'+母音字または無音の h で始まる単語

解説に出てきた de って何ですか?

Comment

「直接目的語についている不定冠詞,部分冠詞は,否定文中では de に変わる」という規則がありましたね。(→ Leçon 2

J’ai pris du café. → Je n'ai pas pris de café.

en の位置 1

ここで,代名詞 en の残りの用法は自律学習コーナーで見ることにして,代名詞 en の文中での位置について見てみましょう。

Check

en の位置

1)en動詞
2)en助動詞+過去分詞
3)助動詞en +不定詞

  • Je mange des escargots.
    → J'en mange.
  • J'ai mangé des escargots.
    → J'en ai mangé.
  • Je vais manger des escargots.
    → Je vais en manger.
  • Je voudrais manger des escargots.
    → Je voudrais en manger.
Comment

すでにやった目的格の代名詞(me, te, le, la, etc.)と同じだね。忘れた人は Leçon 12 を見てみて!とにかく,en は動詞の直前に置くということだね。

先生,質問!

間接目的語の代名詞があるときは,en はどこに置くのですか?

Comment

間接目的語の代名詞があるときは,次の語順になります。

主語+目的格人称代名詞+ en +動詞

Je te donne des bonbons. → Je t'en donne.
きみにボンボンをあげます。

とにかく,en は動詞の直前に置くということだね。

enの位置 2 否定文・疑問文中の位置

今度は,否定文と疑問文中の en の位置を見てみましょう。

Check

否定文・疑問文中の位置

否定文:主語 + n'en + 動詞 + pas ...
倒置疑問文:En + 動詞 + 主語 ... ?

Je ne mange pas d'escargots. → Je n'en mange pas.
Mangez-vous des escargots ? → En mangez-vous ?

Comment

やっぱり,すでにやった目的格の代名詞(me, te, le, la, etc.)と同じだね。忘れた人は Leçon 12 を見てみて!とにかく,en は動詞の直前に置くということだね。

先生,質問!

肯定の命令文のときは,en はどこに置くのですか?

Comment

肯定の命令文のときは,他の目的格の代名詞と同じように en も動詞の後に置きます。

動詞+目的格人称代名詞+ en

Donne-moi des bonbons. → Donne-m'en.
私にボンボンをください。

moi-en ではなくて,m'en になるところに注意だね!

文法 / 自律学習コーナー

ソーマ

ここからは自律学習コーナーです。
再び,Leçon 15 のメニューを見てください。

Leçon 15 のメニュー

Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは1.代名詞 en (つづき)です。

Comment

代名詞 en の用法は,直接目的語のかわりをする用法と「前置詞 de +名詞」のかわりをする用法がありましたね。ここでは,直接目的語のかわりをする用法のうち「数詞・数量表現+名詞」のかわりをする用法と「前置詞 de +名詞」のかわりをする用法を見てみましょう。

1.代名詞 en (つづき)

2種類の用法1)直接目的語のかわり(つづき)

代名詞 en の用法は大きく2つに分けることができました。

1) 直接目的語のかわり
2) 前置詞句「de 〜」のかわり

そして,さらに「1)直接目的語のかわり」は2つに分けることができました。

a) 「不定冠詞 des・部分冠詞+名詞」全体のかわりに
b) 「数詞・数量表現 +名詞」の名詞のかわりに

a)の用法はすでに見ました。ここでは,まず b)の用法を見てみましょう。

Check

1)b)の用法 直接目的語「数詞・数量表現 +名詞」の名詞のかわり

en は,直接目的語の働きをしている「数詞・数量表現 +名詞」の名詞のかわりをする。

最初は,「数詞+名詞」の名詞のかわりをする例です。

- Vous voulez combien d'huîtres ?
- J'en voudrais six. (← je voudrais six huîtres)
訳:カキはいくつ欲しいですか?
6つ欲しいのですが。

Comment

質問に名詞で答えたなら,je voudrais six huîtres となります。six huîtres は,数詞 six のついている直接目的語です。このような場合は名詞 huîtres を代名詞 en にかえることができるんだよ。

目的語全体が代名詞化されるのではなくて,数詞の部分は代名詞化されないところが,さきほどの例と違っているね!

先生,質問!

「un(e) +名詞」はどうなるのですか? 

Comment

いい質問ですね!「un(e) +名詞」にも同じルールが適用されます。

- Vous avez des enfants ?
- Oui, j'en ai un. (← Oui, j'ai un enfant.)
お子さんはいますか?
ええ,一人います。

直接目的語が「un(e) +名詞」の場合は,全体を en で置き換えることはふつうはできなくて,代名詞化されるのは名詞の部分だけであることに注意ですね。un(e) を数詞(「ひとつ」,「一人」)とみなすのだね。

Comment

最初の「不定冠詞 des・部分冠詞+名詞」のかわりをする en と,「数詞・数量表現 +名詞」の名詞のかわりをする en とを,なぜ区別する必要があるの?いったいどこが違うの?

さて,2つの用法はどこが違うのでしょう?

Check

直接目的語のかわりをする2つの用法の違い

1)直接目的語の働きをしている

a) 「不定冠詞 des・部分冠詞+名詞」全体のかわりに
b) 「数詞・数量表現 +名詞」の名詞のかわりに

Je mange des escargots. → J'en mange.
Je voudrais six huîtres.  → J'en voudrais six.

Comment

目的語が「不定冠詞 des・部分冠詞+名詞」の場合は,目的語全体が代名詞化される。でも,「数詞・数量表現 +名詞」の場合は,全体ではなくて,名詞だけが代名詞化されるんだね。数詞の部分は代名詞化されないで,残るんだよ。

同じように,目的語の一部だけが代名詞化される例をもうひとつ見てみましょう。

Check

1)b)の用法 直接目的語「数詞・数量表現 +名詞」の名詞のかわり(つづき)

直接目的語「数詞・数量表現 +名詞」の名詞のかわりをする用法,次は,「数量表現+名詞」の名詞のかわりをする例です。

- Tu n'as pas de DVD ?
- Si, j'en ai beaucoup. (← j'ai beaucoup de DVD)
訳:きみはDVDを持っていないの?
いいえ,たくさん持っているわ。

Comment

beaucoup de DVD は,数量表現 beaucoup de「たくさんの」についている直接目的語です。このような場合は,名詞(de)DVD を代名詞 en にかえることができるんだ。この場合も,目的語全体が代名詞化されるのではなくて,数量表現は残ることに気をつけましょう。

先生,質問!

例文で使われていた si って何ですか?

Comment

ここの例文のような否定の疑問文に,肯定の意味で答えるには普通は oui の代わりに si を使います。

- Tu ne sors pas ?
- Si, je vais sortir avec Luc.
出かけないの?
いいえ,リュックと出かけるわよ。

まとめると次のようになります。

 

肯定疑問 否定疑問

肯定の答え

oui si
否定の答え non non

否定疑問文に否定で答えるときには,肯定疑問文のときと同じように non で答えるんだね。

beaucoup deの他にどんな「数量表現」があるのですか?

Comment

よく使う基本的な数量表現をまず覚えておきましょう。

un peu de ... 少しの〜(がある)
peu de ... 少しの〜(しかない)
assez de ... 十分な〜
combien de ... いくつの〜,どれだけの〜
plusieurs ... いくつかの〜

まだまだありますが,他の例は「確認練習:L15-1-2(自律学習)」のボキャブラリーを見てください。

2種類の用法 2)前置詞句 「de~」のかわりに

今度は直接目的語になっている表現のかわりをする en ではなくて,前置詞句「de 〜」全体のかわりをする en です。

Check

2種類の用法 2)前置詞句「de 〜」全体のかわり

en は,前置詞句「de 〜」全体のかわりをする。

  • - Il part au Japon lundi ?
    - Non, il en revient mardi. (← il revient du Japon mardi)
    訳:彼は月曜日に日本に発つのですか?
    いいえ,(そこから)火曜日に帰ってきます。
  • - Tu as parlé de ça à qui?
    - J'en ai parlé à mes parents. (← j'ai parlé de ça à mes parents)
    訳:きみはそのことを誰に話したの?
    (そのことを)私の両親に話したのよ。
  • - As-tu besoin d'étudier pour ton examen ?
    - Oui, j'en ai besoin. (← j'ai besoin d'étudier pour mon examen)
    訳:きみは試験勉強する必要があるの?
    うん,(その)必要があるよ。
Comment

例を見てわかるように,代名詞 en は,「de +名詞句」,「de +代名詞」,「de +不定詞句」の全体のかわりをすることができるんだね。

先生,質問!

最初の例文にあった du って何でしたかね?

Comment

ここの例文の du (Japon) は,前置詞 de と定冠詞 le が合体したものです。この「前置詞と定冠詞の縮約」といわれる現象については,Leçon 3 で見ましたね。前置詞 de と定冠詞 les も合体するのでした。

前置詞 定冠詞   縮約形
de le du
de les des

du には部分冠詞,des には不定冠詞の用法もありましたね。混同しないように注意しましょう。

前置詞 de の後は代名詞の強勢形を使うのでは?

Comment

「de +人」を表す名詞句の場合は,en ではなくて,「de+強勢形の代名詞」を使います。(強勢形の代名詞 → Leçon 6

- Tu lui as parlé de tes parents ?
- Non, je dois lui parler d'eux.
きみは彼(彼女)に両親のことを話したの?
いいや,彼(彼女)に彼らのことを話さなければいけないんだ。

ということは,

de +人 de+強勢形の代名詞
de +人以外を表す名詞句 en

ですね。

2. en と le, la, les の使い分け

ソーマ

再び,Leçon 15 のメニューを見てください。

Leçon 15 のメニュー

Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは2. en と le, la, les の使い分けです。

Comment

いま,直接目的語になっている表現のかわりをする en を見ているんだけれど,前にも同じように直接目的語全体のかわりをする le, la, les というのをやったよね。覚えている? Leçon 12 でやったんだよ。en と le, la, les,いったいどのように使い分けるんだろう?

ソーマ

enは,直接目的語になっている「不定冠詞 des・部分冠詞+名詞」のかわりをするのですが,le, la, les はどうだったかな?

Je ne connais pas cette jeune fille. Tu la connais ?
(← Tu connais cette jeune fille ?)
- Tu étudies le français ?
- Oui, je l'étudie depuis un an.
(← j'étudie le français depuis un an)

Comment

上の例を見て何か気づいた?そうだね,la(l') がかわりをしているのは,cette jeune fille や le français のような指示形容詞や定冠詞のついた名詞句だね。

Point

指示形容詞や定冠詞のついた名詞句を「定名詞句」,不定冠詞や部分冠詞のついた名詞句を「不定名詞句」と言います。le, la, les を用いるのは目的語になっている直接目的語が定名詞句の場合で,en を用いるのは不定名詞句の場合ということですね

Check

en と le, la, les の使い分け

1)定名詞句(定冠詞・指示形容詞・所有形容詞+名詞), 固有名詞
→ le, la, les

2)不定名詞句(不定冠詞・部分冠詞+名詞)
→ en

Comment

大事なことだからしっかり覚えておこうね。

先生,質問!

en は名詞の性・数には関係ないのですか?

Comment

関係ないのです。en は名詞の性・数に関係なく使うことができます。それで,「中性代名詞」と呼ばれることもあります。名詞の性・数に応じて使い分けなければならない le, la, les とこの点も違っていますね。また,en は中性だから,過去分詞の前に置かれても,過去分詞は一致しません。

  • J'ai visité la tour Eiffel il y a deux ans.
    → × Je l’ai visité il y a deux ans.
    ○ Je l’ai visitée il y a deux ans.
  • J'ai acheté des carottes.
    → ○ J' en ai acheté.
    × J' en ai achetées.

Exercice Synthétique

まず,次の表現をモデルの後について発音して覚えましょう。

une pomme りんご
une pomme de terre じゃがいも
un artichaut アーティチョーク
une endive アンディーヴ
une salade サラダ菜・レタス
une baguette バゲット
une côtelette d'agneau 子羊の骨付き背肉
de l'eau minérale ミネラルウォーター

ソーマ

テーブルの上にGeorgetteの買ったものが置いてあります。質問を聞いて,en を用いて答えなさい。

1)

2)

3)

4)

5)

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