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Leçon 16Un bel espoir pour l’avenir des DOM-TOM

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Un bel espoir pour l’avenir des DOM-TOM

海外県・地域ならびに海外領土の将来にむけた胸おどる望み

Dans quelques années, l’exploitation de l’énergie du vent et de la mer remplacera probablement celle du pétrole.

数年後には風力発電や海水発電が開発され,おそらく石油火力発電に取って代わるでしょう。

Cela donnera un nouvel élan à la France des DOM-TOM.

これは海外県・地域・領土を持つフランスにとって新たな飛躍を与えることになるでしょう。

En effet, la Martinique, la Réunion ou Mayotte par exemple, couvrent un vaste espace maritime.

実際,マルティニックやレユニオン,マイヨットなどは広大な海洋空間に拡がっています。

Ce sera un atout important dans l’avenir.

これは将来に向けた重要な切り札になるでしょう。

文法

ソーマ

それでは,文法の勉強を始めましょう。
さあ,Leçon 16 のメニューを見てください。

Leçon 16のメニュー

Comment

過去形の次は未来形だよ。形容詞の性と数については,Leçon 1 Leçon 3 ですでにやったけれど,この課ででてくる形容詞はちょっと変わっているよ。男性単数形が2つあるんだ。よく使う形だからしっかりマスターしようね。

Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは1. 直説法単純未来です。

Comment

みなさんがこれから取り組むのは「単純未来」という新しい時制です。特に「活用形の作り方」をしっかりマスターしましょう。

1. 直説法単純未来

Cela donnera un nouvel élan à la France des DOM-TOM.

ソーマ

donnera は donnerの未来形だよ。語尾で未来時制をあることをあらわしているんだ。

単純未来の活用語尾

まずは活用語尾に注目してください。

Check

danser 「踊る」の単純未来形

je  danserai nous  danserons
tu  danseras vous  danserez
il  dansera ils  danseront
elle  dansera elles  danseront
Point

赤字になっているところが単純未来の活用語尾です。現在形の活用と違って,この活用語尾には例外はひとつもない

Comment

じゃあ,danser の単純未来形をモデルのあとについて発音してみましょう。

語尾の赤字になっているところをよく見てください! r をとれば,avoir の現在形の活用とそっくりです。

Check

avoir 「持っている」の現在形

j' ai nous  avons
tu  as vous  avez
il  a ils  ont
elle  a elles  ont
Comment

ということは,avoir の活用形に r をつけると,単純未来形の活用語尾がだいたいできるということだね!

Point

このように単純未来の活用語尾と avoir の活用は似ています。「単純未来の活用語尾は,nous と vous を除いて,r + avoir の活用形」と覚えておくと,単純未来の活用語尾を忘れたときに役に立ちます。

Comment

じゃあ,活用語尾に注目して,もう一度発音してみましょう。

単純未来の活用語尾についてはすでに見てきました。今度は語幹(変化しない部分)の作り方を見てみましょう。単純未来形の語幹は,その作り方に基づいて,次の3つに分けることができます。

Check

単純未来の活用形の作り方

1) 多くの動詞: 不定詞の語尾をとって作る。

finir fini → je finirai

2) ER 規則動詞: 現在形の je の活用形から作る。

je danse → je danserai

3) 不規則なもの

être → je serai

Comment

ここでは,「1) 多くの動詞」について見ていきます。2) と 3) については,自律学習コーナーで見ていくからね。

ER 規則動詞以外のたいていの動詞で,単純未来形の語幹は,不定詞の語尾をとって作ります。

Check

1) 多くの動詞: 不定詞の語尾をとって作る。

・不定詞 -ir → r を取ったもの+活用語尾

finirfini → je finirai

・不定詞 -re, oir → re, oir を取ったもの+活用語尾

répondrerépond → je répondrai
devoirdev → je devrai

Comment

不定詞 -ir でも courir「走る」,mourir 「死ぬ」は例外で,je courrai,je mourrai と活用します。 それと,不定詞 -oir の場合には,例外もたくさんあるから気をつけてね!

Comment

次に「用法」を見ていきましょう。Leçon 9 でやった「近接未来」との違いを理解することが大事だよ。

用法

単純未来が使われるのは,次のような場合です。

Check

1) 未来のことを表す。
2) 命令,依頼,誘いを表す。

Comment

単純未来形は「命令」なんかをしたいときにも使われるんだね!

「未来のことを表す」用法から,具体的に見ていきましょう。

Check

単純未来形の用法 1) 未来のことを表す。

  • Il pleuvra demain.
    訳: 明日は雨が降るだろう。
  • Dans vingt ans, j'aurai trente ans.
    訳: 20年後に,私は30歳になるでしょう。
  • J'irai à la montagne cet été.
    訳: この夏は山へ行くつもりです。
  • Quand Mathieu sera grand, il sera pompier.
    訳: マチューは大きくなったら,消防士になるつもりです。
Comment

pleuvra,aurai,irai,sera は,それぞれ pleuvoir,avoir,aller, être の単純未来形です。

Check

2) 命令,依頼,誘いを表す。

  • Tu me téléphoneras.
    訳: 電話するんだよ(電話ちょうだい)!
  • Tu me donneras ta réponse définitive d'ici trois jours.
    訳: 3日以内に最終的な返事をくれるかな。
  • Tu viendras avec moi à la réunion.
    訳: 集まりに僕といっしょに来るよね。
Comment

さて,「単純未来」と前に出てきた「近接未来」(Leçon 9)とはいったいどこが違うのかな?

用法: 単純未来と近接未来

Leçon 9 でやった「aller + 不定詞」の近接未来形,覚えていますか?単純未来形とどのように使い分けるのでしょうか。まずは,近接未来形の用法を復習しておきましょう。

1) すぐに実行されること(ごく近い未来に実現されること)として表現したいとき

  • Tu ne comprends pas? Alors, je vais t'expliquer.
    わからないの?じゃあ,説明するよ。
  • Attention à la marche! Tu vas tomber.
    段差に気をつけて!転ぶよ。
  • Il va être 4 heures.
    4時になるところです。

2) 現在の状況から判断して,実現される可能性が高いこと(確かな未来)として表現したいとき

On va se marier dans un an.
私たちは1年後に結婚します。

Comment

1) の場合には,近接未来を使い,単純未来は使いません。問題なのは,2) の場合だね。

Check

単純未来と近接未来,どっちを使うか?

a) 現在の状況から判断して,実現される可能性が高いこと(確かな未来)として表現したいとき→近接未来 

  • Je vais avoir un enfant. (来年)子供が生まれます。
  • Il va pleuvoir. 雨が降ります。

b) 現在の状況と関係なく,将来実現される可能性があることとして表現したいとき→単純未来

  • J'aurai un enfant. (いつか)子供を産むでしょう。
  • Il pleuvra demain. 明日は雨が降るだろう。

c) 自然のなりゆきで実現されることとして表現したいとき→単純未来

J'aurai 50 ans l'année prochaine. 来年50歳になります。

Comment

たとえば,空が黒い雲で覆われている状況では,Il va pleuvoir.を使うのだね。それに対して,今はいい天気だけれど,明日に雨が降るだろうと言いたいときには,Il pleuvra demain.を使うのだね。

2. 形容詞の性と数(3)男性単数第2形

ソーマ

再び,Leçon 16 のメニューを見てください。

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Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは2. 形容詞の性と数(3)男性単数第2形です。

Comment

形容詞の中には,男性単数形が2つある形容詞があります。そのような形容詞は3つしかないのだけれど,2つの単数形の使い分けと綴り字をしっかり覚えてね。

Un bel espoir pour l’avenir des DOM-TOM

ソーマ

bel は,beau, belle と同じ意味の形容詞だよ。単数形が三つもあるんだ。

男性単数第2形

Point

二つの男性単数形を持つ形容詞があります。次の形容詞については,母音字または無音の h ではじまる単数の男性名詞の前では「男性単数第2形」と呼ばれる形を使うのです。

Check

男性単数第2形

男性形 男性単数第2形 女性形
beau bel belle

un bel homme

美男子

nouveau nouvel nouvelle

un nouvel élève

新入生

vieux vieil vieille

un vieil ami

旧友

Comment

男性単数第2形を用いるのはなかなかムズカシイよ!

母音字または無音の h ではじまる名詞の前でも,それが単数で男性という条件がそろわないと男性単数第2形は用いないことに注意!

× vieils amis (単数ではないから)→ ○ vieux amis
× vieil amie (男性ではないから)→ ○ vieille amie

いつ男性単数第2形を用いるのか,もう一度順を追って見てみましょう。条件が3つあります。次の例では,vieil が男性単数第2形です。

Check

ステップ1: 男性名詞であること

un vieil ami(男性名詞) une vieille amie(女性名詞)
Check

ステップ2: 単数名詞であること

un vieil ami(単数名詞) de(s) vieux amis(複数名詞)
Check

ステップ3: 母音字または無音の h で始まる単語であること

un vieil ami(母音字) un vieux monsieur(子音字)
un vieil homme(無音の h ) un vieux héros(有音の h )

先生,質問!

無音の h ってなんですか?

Comment

h には「無音の h 」と「有音の h 」の2種類があります。いずれの h も実際には発音しませんが, 「無音の h 」で始まる単語は母音字で始まる単語と同じように扱います。それに対して,「有音の h 」で始まる単語は子音字で始まる単語と同じように扱います。ですから,無音の h の前の単語はリエゾン,エリズィオンをしますが,有音の h の前の単語はリエゾンもエリズィオンもしません

   無音の h   有音の h
リエゾン

les hommes(人間)

 レゾム

les héros(英雄)

 レ エろ

エリズィオン

l'homme

 ロム

le héros

ル エろ

Comment

「無音の h 」と「有音の h 」の区別は,辞書で調べないとわからないんだよ。「有音の h 」には印がつけてあります。少しずつ覚えるようにしようね。

男性単数第2形

最後に,次の形容詞の男性形,男性単数第2形,女性形をもう一度発音して覚えてしまいましょう。男性単数第2形の発音と女性形の発音は同じです。

Check
男性形 男性単数第2形 女性形
beau bel belle

un bel homme

美男子

nouveau nouvel nouvelle

un nouvel élève

新入生

vieux vieil vieille

un vieil ami

旧友

Comment

男性単数第2形の形容詞は,後の名詞とつなげて発音することにも注意してね。

文法 / 自律学習コーナー

ソーマ

ここからは自律学習コーナーです。
再び,Leçon 16 のメニューを見てください。

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Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは1. 直説法単純未来(つづき)です。

Comment

多くの動詞の単純未来形は不定詞の語尾を取ってつくればいいのですが,そうでない動詞もあります。

1. 直説法単純未来(つづき)

単純未来の活用形の作り方(2)

単純未来形の語幹の作り方について,もう一度確認しておきましょう。

1) 多くの動詞: 不定詞の語尾をとって作る。

finir → fini → je finirai

2) ER 規則動詞: 現在形の je の活用形から作る。

je danse → je danserai

3) 不規則なもの

être → je serai

「単純未来形の語幹の作り方」,2番目は ER 規則動詞の場合です。ER 規則動詞の場合も不定詞から作れないわけではないのですが・・・

Comment

ER 規則動詞の活用の仕方を忘れてしまった人は,もう一度 Leçon 2 を見てね。

Point

ER 規則動詞の単純未来形の語幹は現在形の je の活用形から作るのです。

Check

2) ER 規則動詞: 現在形の je の活用形から作る。

danser:  je danse → je danserai
acheter:  j' achète → j' achèterai

Comment

danser の現在形

danser の現在形は次のように活用するんだったね。

je  danse nous  dansons
tu  danses vous  dansez
il  danse ils  dansent
Comment

acheter の現在形

acheter の現在形は次のように活用します。すべての単数人称と複数3人称の活用形に注意。不定詞にはなかった,アクサン記号が必要です。

j' achète nous  achetons
tu  achètes vous achetez
il / elle  achète ils / elles  achètent

このように,不定詞の語尾が「e□er」の動詞は acheter のように活用します。achever,lever,mener などです。

Comment

他の動詞と同じように不定詞から作れるのに,どうして ER 規則動詞だけ特別扱いするの?

実は,大部分の ER 規則動詞の語幹も 1) の場合のように不定詞の語尾を取ればできます。例えば,

danser → danse → je danserai

しかし,同じ ER 規則動詞の acheter のような動詞はそうはいきません。1) の作り方では,
acheter → achete → j'acheterai
となってしまいます。

Comment

そこで,acheter のような場合を含めて,全ての ER 規則動詞の場合は,現在形の je の活用形から作ると覚えておこうね。

では,acheter 「買う」の単純未来形を作ってみたいと思うのですが,まず,acheter の現在形の活用を見ておきましょう。全ての単数人称と複数三人称の語幹は achèt になります。

Check

acheter の現在形の活用

j' achète nous  achetons
tu  achètes vous  achetez
il (elle)  achète ils (elles)  achètent
Comment

すべての単数人称と複数三人称の活用形に注意。不定詞にはなかった,アクサン記号が必要です。このように,不定詞の語尾が「e□er」の動詞は acheter のように活用します。acheter の他に,lever 「上げる,起こす」,amener 「連れてくる」なども同じように活用するんだよ。

今度は appeler 「呼ぶ,電話する」の単純未来形を作ってみたいと思うのですが,まず appeler の現在形の活用を見ておきましょう。全ての単数人称と複数三人称の語幹は appell になります。

Check

appeler の現在形の活用

j' appelle nous  appelons
tu  appelles vous  appelez
il (elle)  appelle ils (elles)  appellent
Comment

-eler, -eter で終わる大部分の動詞は,nous と vous のところを除いて,l, t を重ねるんだよ。jeter 「投げる,捨てる」も同じように活用するよ。さっきの acheter は,これらの動詞と同じようには活用しないから例外だね。

Comment

それでは,ER 規則動詞の単純未来形を作る練習をしてみましょう。現在形の je の活用形から作るんだよ。

Comment

ER 規則動詞の単純未来形は,現在形の je の活用形から作ればいいのですが,préférer,envoyer は例外です。どのように活用するかは,教科書の巻末にある動詞活用表を見てね。

「単純未来形の語幹の作り方」の最後は,不規則なものについてです。ここまでは規則を適用することができましたが,今度はそうはいきません。3) 不規則なものは,不定詞や現在形からは作れない,特殊な単純未来形の語幹をもつものです。

Check

3) 不規則なもの

aller → j'irai être → je serai
avoir → j'aurai faire → je ferai
venir → je viendrai etc.
Comment

このような特殊な単純未来形の語幹を持つものも,活用語尾については他の動詞と同じだね。単純未来の活用語尾に関して例外はないんだったよね。不規則な語幹は,何度も発音して覚えてしまうようにしようね。

それでは,発音してまるごと覚えてしまいましょう。まずは,aller と être の単純未来形です。

Check

aller の単純未来形

j' irai nous  irons
tu  iras vous  irez
il  ira ils  iront
elle  ira elles  iront
Check

être の単純未来形

je  serai nous  serons
tu  seras vous  serez
il  sera ils  seront
elle  sera elles  seront
Comment

語幹はそれぞれ,i ,se だけだよ。あとは,単純未来形の活用語尾が書ければ簡単だよね!

今度は avoir, faire の単純未来形を作ってみましょう。

Check

avoir の単純未来形

j' aurai nous  aurons
tu auras vous aurez
il  aura ils auront
elle aura elles  auront
Check

faire の単純未来形

je  ferai nous ferons
tu  feras vous ferez
il  fera ils feront
elle fera elles feront
Comment

faire の語幹は,fe だけだよ。fer ではないから注意してね。

最後は venir の単純未来形です。発音しながら覚えてしまいましょう。

Check

venir の単純未来形

je  viendrai nous viendrons
tu  viendras vous viendrez
il  viendra ils viendront
elle  viendra elles viendront
Comment

不定詞は venir なのに,単純未来の語幹は viend なんだね!

次の問題をやる前に,まず,次の表現をモデルの後について発音して覚えましょう。

  • jouer au tennis テニスをする
  • jouer au foot サッカーをする
  • faire du ski スキーをする
  • nager dans la piscine プールで泳ぐ
  • aller à la montagne 山へ行く

2. 目的語として用いられる代名詞の併用

ソーマ

再び,Leçon 16 のメニューを見てください。

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Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは2. 目的語として用いられる代名詞の併用です。

Comment

1つの文のなかで,直接目的と間接目的の代名詞をいっしょに用いることは,日常のフランス語ではあまりないんだよ。でも,あらたまった話し言葉や書き言葉ではよく用いられるから,しっかりマスターしようね。ところで,直接目的と間接目的の代名詞,覚えているかな。忘れてしまった人は,Leçon 12 をもう一度見て,復習してね。

次の例文を見てください。

Je présente Laure à Eric.
→ Je la lui présente.
私は彼女を彼に紹介する。

la が直接目的語で, lui が間接目的語でしたね。このように,直接目的語と間接目的語の代名詞がいっしょに用いられることを,「代名詞の併用」と呼んでいます。

Comment

「目的語として用いられる代名詞の併用」は,ちょっと難物です。でも,2つのポイントを押さえてきちんと取り組めばきっとマスターできます。

1) 併用のできる直接目的語は?

1つ目のポイントは,併用することのできる直接目的語には制限があることです。

Point

直接目的語と間接目的語をふたつ並べて用いることができるのは,直接目的語が le,la,les の場合だけで,me,te,nous,vous の場合はできません。

○ 直接目的語( le,la,les )+ 間接目的語
× 直接目的語( me,te,nous,vous )+ 間接目的語

Comment

me,te,nous,vous は直接目的語としても,間接目的語としても用いられるんだけど,直接目的語と間接目的語の代名詞を併用するときには,間接目的語としてしか用いられないんだね。

3人称の直接目的語( le,la,les )しか間接目的語の代名詞といっしょに使えない。1,2人称の直接目的語( me,te,nous,vous )は,間接目的語の代名詞といっしょに使えない。さて,次の2つの文,正しいのはどちらでしょうか?

Check

Je te le présente. きみに彼を紹介します。
× Je te lui présente. きみを彼(彼女)に紹介します。

Comment

なぜかわかる?最初の文の te は,うしろに直接目的語 le があるから,間接目的語だね。だから問題ないんだ。2番目の文の te は,うしろに間接目的語( lui )があるから,直接目的語だね。ということはルール違反だね。

Comment

me,te,nous,vous が直接目的語のときは?

me,te,nous,vous が直接目的語のときには,間接目的語は強勢形を用います。

  • Je te présente à elle. きみを彼女に紹介します。
  • cf. Je te la présente. 彼女をきみに紹介します。

強勢形の代名詞,忘れてしまった人は Leçon 6 を見てね。

直接目的語と間接目的語の代名詞をふたつ並べて用いる場合,2つ目のポイントは何でしょうか?

Comment

あるときは「直接目的語+間接目的語」,あるときは「間接目的語+直接目的語」。まさか・・・

2) 直接目的語と間接目的語の順序

実はそのまさかなのです。間接目的語の人称によって順序が変わるのです。

Point

間接目的語が me,te,nous,vous の場合と lui,leur の場合とでは,間接目的語と直接目的語の順序が変わるのです。

Check

目的語として用いられる代名詞の併用

1)間接目的語( me,te,nous,vous )+ 直接目的語
2)直接目的語 + 間接目的語( lui,leur

Comment

例えば,次のようになるんだよ。

  • Je te le présente.  私はきみに彼を紹介します。
  • Je le leur présente. 私は彼ら(彼女ら)に彼を紹介します。
Check

ルール1: 間接目的語が me,te,nous,vous の場合

間接目的語が me,te,nous,vous の場合は,間接目的語が前

間接目的語( me,te,nous,vous )+ 直接目的語(le,la,les

Check

ルール2: 間接目的語が lui,leur の場合

間接目的語が lui,leur の場合は,間接目的語が後

直接目的語( le,la )+ 間接目的語( lui,leur

Comment

どの順番にするか,すぐごっちゃになってしまいそう! me le とか,le leur というようにペアで発音して,語呂で覚えるのがコツだよ。

では,以上のことを例文で具体的に見てみましょう。次の質問に,Eric を代名詞化して Oui で答えると

Check

- Tu me présentes Eric?
- Oui, je te le présente.

Comment

Eric は直接目的語で男性単数だから le になるよね。間接目的語が te だから,ルール1が適用されて,間接目的語( te )+ 直接目的語( le )の順番になるんだ。

さあ,今度はどうでしょう。次の質問に,同じように Eric を代名詞化して Oui で答えると

Check

- Elle leur présente Eric?
- Oui, elle le leur présente.

Comment

今度は,間接目的語が leur だから,ルール2が適用されて,直接目的語( le )+ 間接目的語( leur )の順番になるんだ。

肯定命令文における目的語代名詞の併用

最後に,命令文で直接目的語と間接目的語の代名詞を使うときの順序について見ていきましょう。

Comment

肯定命令文中の目的語代名詞の位置に関しては,Leçon 12 ですでにやりましたね。肯定命令文は,目的語代名詞の位置に関して例外だったけれど,目的語代名詞の併用についても例外なのかな?

肯定命令文は,これまで見てきたルールの例外です。直接目的語と間接目的語の順番は,どんな間接目的語であろうと,変化しません。いつも「直接目的語+間接目的語」の順番です。

Check

肯定命令文

動詞 直接目的語

le

la

les

間接目的語

moi

toi

lui

nous

vous

leur

Comment

「私に」,「きみに」は me,te ではなくて,それぞれの強勢形 moi,toi を用いることに注意してね。

Comment

「動直間」と語呂で覚えるといいよ。

では,具体的に見てみましょう。次の文の tes parents を代名詞化して肯定命令文を作ってみます。

Check

Tu me présentes tes parents.

Présente - moi tes parents.

Présente - les - moi.

Check

Tu lui présentes tes parents.

Présente - lui tes parents.

Présente - les - lui.

Comment

肯定命令文ではいつも「動詞+直接目的語+間接目的語」だから,直接目的語( les )+ 間接目的語( moi/lui )の順番になるんだ。

Exercice Synthétique

まず,次の単語をモデルの後について発音して覚えましょう。

les parents 両親
le père 父  la mère 母
les grands-parents 祖父母
le grand-père 祖父  la grand-mère 祖母
le frère  兄弟  la sœur 姉妹
l'oncle 伯父・叔父  la tante 伯母・叔母
le cousin 従兄弟  la cousine 従姉妹

Modèle: - J'ai envie de connaître tes parents.
  - Présente - les (-) moi.

ソーマ

イラストを見て,モデルにならって文を5つ作りなさい。

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