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Leçon 13L’euro

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L'euro

ユーロ

En 2002, l'euro est devenu la monnaie officielle de onze pays de l'Union européenne.

2002年に,ユーロは欧州連合11カ国の公式通貨となりました。

Ils ont abandonné leur monnaie nationale pour une monnaie commune.

これらの国では,自国通貨に代えて,共通通貨を採用したのです。

Le nombre de pays utilisant l'euro a augmenté depuis 1999 et cet élargissement va continuer.

ユーロを使用する国は1999年以来増え,この拡大はこれからも続きます。

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それでは,文法の勉強を始めましょう。
さあ,Leçon 13 のメニューを見てください。

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Comment

「現在」以外の新しい時制を学ぶのは,今回が初めてです。複合過去形は,これから学ぶさまざまな時制の基礎になります。しっかりマスターしましょう。

Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは 1. 直説法複合過去です。

Comment

複合過去形は「avoir(être)の現在形+過去分詞」の形をしています。過去分詞の作り方をしっかりマスターしていない人は,もう一度 Leçon 9 に戻って復習をしてください。

1. 直説法複合過去

En 2002, l'euro est devenu la monnaie officielle de onze pays de l’Union européenne.

ソーマ

devenu は devenir の過去分詞,「être+過去分詞」で「過去」をあらわすんだよ。

Ils ont abandonné leur monnaie nationale pour une monnaie commune.

abandonnéはabandonnerの過去分詞,「avoir+過去分詞」でも「過去」をあらわすんだよ。

Comment

複合過去をマスターするのは,実はちょっとたいへんです。でも,全体をパーツに分けて,少しずつ順を追って理解し,練習していけば,必ずマスターできます。

6つのパーツ

1 2種類の複合過去形:
「avoir の現在形+過去分詞」タイプ
「être の現在形+過去分詞」タイプ
2 助動詞 avoir と être の使い分け
3 いつ複合過去形を使うのか?
4 複合過去形の文でよく用いられる表現
5 倒置疑問文と否定文

まずは,「2種類の複合過去形」から見ていきましょう。

1 2種類の複合過去形

まず,複合過去の形からマスターしましょう。

Check

2種類の複合過去

助動詞 avoir の現在形+過去分詞
助動詞 être の現在形+過去分詞

Comment

avoir は英語の have にあたる動詞だから,have +過去分詞の「現在完了形」と形は似ているよね!でも,助動詞としてavoir だけでなく,英語の be 動詞にあたる être を使う場合もあるんだよ。

「avoir の現在形+過去分詞」のタイプ

まずは,「avoir の現在形+過去分詞」タイプの複合過去形の活用を,danser「踊る」で見てみましょう。過去分詞は,dansé になります。

Check

danser の複合過去形の活用

j'ai dansé nous avons dansé
tu as dansé vous avez dansé
il a dansé ils ont dansé
elle a dansé elles ont dansé
Comment

モデルの後について発音してみましょう。

「être の現在形+過去分詞」のタイプ

次は,「être の現在形+過去分詞」タイプの複合過去形の活用を,aller「行く」で見てみましょう。過去分詞は,allé になります。

Check

aller の複合過去形の活用

je suis allé(e) nous sommes allé(e)s
tu es allé(e) vous êtes allé(e)(s)
il est allé ils sont allés
elle est allée elles sont allées
Comment

「être の現在形+過去分詞」のタイプの場合には,過去分詞は主語と性・数一致するんだよ。気をつけてね。

2 助動詞 avoir と être の使い分け

Check

助動詞 avoir と être の使い分け

1) 移動をあらわす一部の自動詞 → 助動詞 être

2) その他の自動詞 → 助動詞 avoir

3) すべての他動詞 → 助動詞 avoir

Comment

être を使うほうが例外だから,être を使う動詞をしっかり覚えようね。

Point

自動詞なら,すべて être を使うわけではない。êtreを使うのは,移動をあらわす意味の自動詞だけである。

Comment

自動詞とは?他動詞とは?

目的語をとるのが他動詞で,目的語を必要としないのが自動詞です。他動詞,自動詞の両方の用法を持つ動詞もあります。

Je sors.  外出する。
Je sors la voiture du garage.  車をガレージから出す。

移動をあらわす一部の自動詞とは?

「être の現在形+過去分詞」タイプになる「移動をあらわす一部の自動詞」とは次のような動詞です。( )の中は過去分詞です。

Check

移動をあらわす一部の自動詞

行く aller (allé) 来る venir (venu)
入る entrer (entré) 出る sortir (sorti)
出発する partir (parti) 到着する arriver (arrivé)
上る monter (monté) 下る descendre (descendu)
帰宅する rentrer (rentré) 帰って来る revenir (revenu)
戻る retourner (retourné) 通る passer (passé)
落ちる tomber (tombé) とどまる rester (resté)
••になる devenir (devenu)    
生まれる naître () 死ぬ mourir (mort)
Comment

モデルの後について,不定詞,過去分詞の順に発音しましょう。
過去分詞の作り方はすでに Leçon 9 でやりましたね。 

Comment

「生まれる naître」「死ぬ mourir」も助動詞は être を使うんだ!この世に入って来て,そして出て行くってことかな?

Comment

他動詞の用法の場合は avoir+ 過去分詞

上のリストにある動詞が他動詞として使われる場合,複合過去形はもちろん「avoir の現在形+過去分詞」になります。

Il a monté l'escalier.  彼は階段を上がった。

Comment

すべての自動詞が助動詞として être をとるのではないことにくれぐれも注意してね!自動詞でも「移動」ではなく,単に「動作」(marcher「歩く」,courir「走る」など)を表すだけの自動詞の助動詞は,être ではなくて avoir です。

Comment

複合過去形はよく使うから,どんなときに使うのかしっかり理解しておく必要があるね!

3 いつ複合過去形を使うのか?

Check

「複合過去形」のはたらき

「複合過去形」は英語の「過去形」と「現在完了形」の2つの働きをする。

Point

複合過去形は,英語の現在完了形と同じような形をしているが,「過去」もあらわす。

過去の用法を具体的に見てみましょう。

Check

1)過去の用法

J’ai visité le Louvre hier.
訳:きのうルーブル美術館を訪れました。

Comment

この例文では, hier 「きのう」という表現といっしょに複合過去形が使われているから,この場合は「過去」を表す用法だね。ルーブル美術館は,le musée du Louvre とも le Louvre とも言うんだよ。

Comment

ここで過去をあらわす複合過去形を作る練習をしましょう。過去分詞の作り方を忘れてしまった人は,Leçon 9 を見てね。

今度は現在完了の用法を見てみましょう。現在完了の用法は,「完了」,「結果」,「経験」の3つの意味をあらわします。

Comment

ということは,英語の場合と似ているね。

I have just written a letter. (完了)
He has gone out. (結果)
Have you ever eaten turkey ? (経験)

Check

2) 現在完了の用法

a. 完了

Vous avez déjà visité le Louvre ?
訳:もうルーブル美術館を訪れましたか?
Non, je ne l’ai pas encore visité.
訳:いいえ,まだそこは訪れていません。
* l'(le)は直接目的語の le Louvre の代わりをする代名詞。(→ Leçon 12)

b. 結果

Elle est sortie. (elle n’est pas là)
訳:彼女は出かけています。(彼女はいまいません)

c. 経験

Elles ont été en France trois fois.
訳:彼女たちはフランスに3回行ったことがあります。

Comment

疑問文

複合過去形の倒置疑問文は助動詞を主語代名詞の前に置きます。少し後で,詳しくみます。

Avez-vous déjà visité le Louvre ?
Est-elle sortie ?

Comment

否定文

複合過去形の否定形は助動詞を nepas ではさみます。少し後で,詳しくみます。

Je n'ai pas visité le Louvre.
Elle n'est pas sortie.

4 複合過去形の文でよく用いられる表現

複合過去形の現在完了の用法でよく使われる表現があります。déjà と ne pas encore / ne jamais です。それぞれ英語の already と not yet / never に相当します。

Check

1)déjà の用法

1)déjà は,「完了」,「経験」をあらわす文で使われます。

・「もう」,「すでに」(完了)
J'ai entrepris un régime et j'ai déjà perdu 20 kg.
ダイエットをはじめて,すでに20キロやせました。
Tout le monde est déjà arrivé.
もうみんな来ています。

・「前に」,「以前に」(経験)
Vous avez déjà vu ça ? 
前にそれを見たことがありますか?
Ça m’est déjà arrivé.
以前同じようなことがありました。

2)déjà は,助動詞(avoir・être)と過去分詞の間に置きます。

助動詞 avoir・êtreの現在形+ déjà +過去分詞

Check

2) ne pas encore / ne jamais の用法

1)ne ... pas encoreまだ…ない

  • Je n'ai pas encore atteint mon objectif.
    私はまだ目標を達成していません
  • L'auteur de ce tableau n'est pas encore mort.
    この絵の作者はまだ亡くなっていません
  • Tu as déjà visité le Louvre ? – Pas encore.
    もうルーブルへは行った? まだだよ。

2)ne ... jamais一度も…ない

  • Je n'ai jamais dit ça.
    そんなことは一度も言ったことはありません
  • Je ne suis jamais sorti avec une fille.
    私は一度も女の子とデートをしたことがありません
  • - Avez-vous déjà acheté en ligne ?
    - Non jamais.
    「オンラインショッピングをしたことありますか?」
    いいえ,一度も

5 倒置疑問文と否定文

さあ,もうひと頑張りです。ゴールは目の前です。最後に,倒置疑問文と否定文の作り方を詳しくみておきましょう。

1)倒置疑問文の作り方

最初は倒置疑問文の作り方をみてみましょう。

Check

1) 倒置疑問文の作り方

代名詞主語+助動詞(avoir,êtreの現在形)+過去分詞 … ?  
→ 助動詞(avoir,êtreの現在形)- 代名詞主語+過去分詞 … ?

  • Vous avez déjà visité le Louvre.
    → Avez - vous déjà visité le Louvre ?
    訳: あなたはもうルーブル美術館を訪れましたか。
  • Elle est sortie.
    → Est - elle sortie ?
    訳:彼女は出かけましたか。
Comment

複合過去の倒置疑問文は,助動詞(avoir,êtreの現在形)を代名詞主語の前に置いて作るんだね。

2)否定文の作り方

もう大丈夫だと思いますが,念のために否定文の作り方を見ておきましょう。

Check

2)否定文の作り方

代名詞主語+助動詞(avoir,êtreの現在形)+過去分詞 …  
→ 代名詞主語+ ne +助動詞(avoir,êtreの現在形)+ pas (encore) +過去分詞 …
代名詞主語+ ne +助動詞(avoir,êtreの現在形)+ jamais +過去分詞 …

  • Vous avez déjà visité le Louvre ?
    → Vous n' avez pas encore visité le Louvre ?
    訳:あなたはまだルーブル美術館を訪れていないのですか。
  • Elle est sortie.
    → Elle n' est jamais sortie.
    訳: 彼女は一度も外出しませんでした。
Comment

複合過去の否定文は,助動詞(avoir,être の現在形)を ne と pas か ne と jamais で挟むんだね。

文法 / 自律学習コーナー

ソーマ

ここからは自律学習コーナーです。
再び,Leçon 13 のメニューを見てください。

Leçon 13のメニュー

Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは 1.代名動詞(2)直説法複合過去形です。

Comment

「代名動詞」って,どんな動詞か覚えていますか。忘れてしまった人は,Leçon 6 に戻って,復習しましょう。

1.代名動詞(2)直説法複合過去形

直説法複合過去の活用

Point

それでは代名動詞の複合過去形を作ってみましょう。複合過去形は「助動詞(avoir または être の現在形)+過去分詞」の形をしていましたね。代名動詞の複合過去形はすべて助動詞は être をとります。

Check

代名動詞の直説法複合過去の活用

複合過去形:再帰代名詞+êtreの現在形+過去分詞

Check

se lever「起きる」の直説法複合過去

je me suis levé(e) nous nous sommes levé(e)s
tu t’es levé(e) vous vous êtes levé(e)(s)
il s’est levé ils se sont levés
elle s’est levée elles se sont levées
Comment

過去分詞は再帰代名詞に一致することがあるんだけれど,そのことについては後で見ようね。

代名動詞の複合過去形の否定形,疑問形

Point

今度は,代名動詞の複合過去形の否定形を見てみましょう。否定文は,「再帰代名詞と être の現在形」を ne と pas ではさむのです。

Check

1) 否定形

否定文:ne +再帰代名詞+ être の現在形+ pas +過去分詞

Je me suis levé(e). → 
Je ne me suis pas levé(e). 
訳:私は起きませんでした。

Comment

代名動詞の複合過去形の否定文も,特別じゃないんだね。他の動詞で,目的語の代名詞がある場合の否定文の作り方と同じだね。ホッ!

Point

次に,代名動詞の複合過去形の倒置疑問形を見てみましょう。代名動詞の複合過去形の倒置疑問文は,「再帰代名詞と être の現在形」をまとめて主語代名詞の前に出すのです。

Check

2)倒置疑問形

疑問文:再帰代名詞+ être の現在形 - 主語代名詞+過去分詞?

Vous vous êtes levé(e)(s). →
Vous êtes-vous levé(e)(s) ?
訳:あなたは起きましたか?

Comment

上の倒置疑問文では,最初の vous が再帰代名詞で,動詞の後の vous は主語だよ。ということは,他動詞で,目的語の代名詞がある文の疑問文の作り方と同じだね。

Les avez-vous achetés ?
あなたはそれらを買ったのですか?

2. 過去分詞の一致

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再び,Leçon 13 のメニューを見てください。

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Check

今からみなさんがマスターしようとしているのは 2. 過去分詞の一致です。

Comment

今から学習することは,話す場合にはあまり問題になりませんが,正確なフランス語を書くという観点からは大事なことです。余裕のある人はしっかりマスターしてください。

何に一致するのか?

過去分詞の一致をマスターするには,次のように整理して学習しましょう。

1)助動詞による分類

a. 助動詞 être の場合
b. 助動詞 avoir の場合

2)一致する対象による分類

a. 主語に一致する場合
b. 目的語に一致する場合

Point

助動詞が être の場合には,主語に一致する場合と目的語に一致する場合があるが,助動詞が avoir の場合には,目的語に一致する場合しかないのです。

Check

1)助動詞 être の場合

a. 移動をあらわす自動詞の場合 → 主語の性・数と一致。

  • Nous sommes sortis hier.
    訳:私たち(男性複数)はきのう出かけました。
  • Elles sont déjà parties. 
    訳:彼女たちはすでに出発しました。

b. 代名動詞の場合 → 目的語(再帰代名詞)の性・数と一致。

  • Elle s'est lavée.
    訳:彼女は自分の体を洗った。
  • Ils se sont connus.
    訳:彼らは知り合いになった。
  • Je me suis étonné(e) à l’annonce de son arrivée.
    訳:私は彼の(彼女の)到着の知らせに驚いた。
  • Elles se sont moquées de moi. 
    訳:彼女たちは私をばかにした。
Comment

移動をあらわす自動詞の場合は,簡単だよね。2つの例文の過去分詞(sorti;parti)は,それぞれ主語の nous(男性複数)と elles(女性複数) に一致しています。結局,形容詞の一致と同じことだね。まず,この場合の練習をしてみましょう。 

b. 代名動詞の場合

Point

代名動詞の過去分詞形は,目的語(再帰代名詞)の性・数と一致するのです。

Comment

再帰代名詞って,覚えている?主語と同じ人(物)をあらわす目的語の人称代名詞のことだったね。

代名動詞の場合,過去分詞は,いつ一致するのか? なかなかやっかいな問題ですが,まず頭に入れておいて欲しいのは次のことです。

Check

過去分詞が一致しない場合

代名動詞の過去分詞は再帰代名詞(=主語)の性・数に一致する。ただし,再帰代名詞が間接目的語であることが明らかな場合は一致しない。

直接目的語と間接目的語の見分け方をもう一度教えてくれますか。

Comment

直接目的語と間接目的語の見分け方を復習しましょう。2つの区別は,代名詞ではなくて,名詞(句)にして考えるんだったね。

動詞+名詞句 → 直接目的語
動詞+ à +名詞句 → 間接目的語

前置詞が必要でないなら,直接目的語で,必要なら間接目的語だね。直接目的か間接目的かは,名詞にしたときの前置詞の有無が決め手です。

Comment

では,「再帰代名詞が間接目的語であることが明らかな場合」って,どんな場合なのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

Check

再帰代名詞が間接目的語であることが明らかな場合

1)すでに直接目的語があるとき

Elle s’est lavé les mains.
訳:彼女は自分の手を洗った。

2)動詞が parler, écrire, téléphoner のとき

Ils se sont téléphoné.
訳:彼らは電話しあった。

Comment

最初の例ではles mains が直接目的語だから,s’(se) は間接目的語。1つの動詞が2つの直接目的語をとることはないんだから,当然だね。次の例では s’(se) は直接目的語。だから,過去分詞は一致するんだよ。

Elle s’est lavée.
訳:彼女は自分の体を洗った。

2番目の例では,目的語を名詞で表現すると,たとえば次のようになります。

Ils téléphonent aux enfants.
彼らは子供たちに電話する。

前置詞が必要だから間接目的語だね。

Comment

parler,écrire,téléphoner は,間接目的語をとる代表的な動詞だね。このような動詞は他にもあるけれど,基礎のフランス語としてはこの3つを覚えておけば十分だよ。

Comment

過去分詞の作り方の復習

ここで,過去分詞の作り方を復習しておきましょう。フランス語の過去分詞の語尾は5種類しかありません:-é, -i, -u, -s, -t (→ Leçon 9)

1 不定詞の語尾を変化させて作る過去分詞

1)不定詞の語尾 -er の動詞のすべて → é
2)不定詞の語尾 -ir の動詞の大半 → i
3)不定詞の語尾 -oir, -re の動詞の一部 → u
vu (voir) , répondu(répondre)

2 理屈抜きにまるごと覚えたほうがいい過去分詞

venu (venir), connu (connaître), lu (lire), pris (prendre), mis (mettre), fait (faire), écrit (écrire), etc.

もっと知りたい! Quelques infos en plus !

Comment

過去分詞の一致と代名動詞の用法の関係

「実は,再帰代名詞が直接目的語か間接目的語かが問題になるのは,代名動詞の5つの用法のうち再帰的用法と相互的用法の場合だけです。残りの中立的用法,本質的用法の場合は,いつも一致させることになっています。また,受動的用法は普通現在形なので,過去分詞の一致は問題になりません。」

1)Je me suis levé(e). (再帰的)
2)Ils se sont connus. (相互的)
3)Ils se sont téléphoné. (相互的)
4)Je me suis étonné(e) à l’annonce de son arrivée.(中立的)
5)Elles se sont moquées de moi.(本質的)
6)Elle s’en est allée. (本質的)

4),5),6)は中立的用法と本質的用法だから理屈抜きに一致します。1),2),3)は,再帰代名詞が直接目的語か間接目的語かが問題になるね。

何に一致するのか?

代名動詞の過去分詞の一致について,これまで助動詞が être の場合を見てきましたが,今度は助動詞が avoir の場合を見てみましょう。

Comment

目的語代名詞の位置

助動詞が avoir の場合,過去分詞は目的語に一致するのですが,一致するかどうかは目的語の位置と関係しています。複合過去形の文中での目的語代名詞の位置について見ておきましょう。
現在形の文中では,目的語代名詞は動詞の前に置きましたね。複合過去形の文中では,目的語の代名詞はどこに置けばいいのでしょうか?複合過去形の文中では,目的語の代名詞は,助動詞 avoir の前に置きます。

目的語代名詞+ avoir +過去分詞

  • - Tu as déjà visité la tour Eiffel ?
    もうエッフェル塔は訪れましたか?
    - Oui, je l’ai visitée il y a deux ans.
    ええ,そこは2年前に訪れました。
  • Tu ne m'as pas oublié(e), j'espère.
    私のことを忘れていないでしょうね。
Check

「avoir +過去分詞」の過去分詞が一致する場合

過去分詞が一致するのは,次の二つの条件が満たされたとき:

1)目的語が直接目的語である。
2)目的語が過去分詞の前にある。

すなわち,直接目的語が過去分詞の前にあれば,その直接目的語の性・数と一致する。

- Tu as déjà visité la tour Eiffel ? 
- Oui, je l’ai visitée il y a deux ans.
訳:もうエッフェル塔は訪れましたか? 
ええ,そこは2年前に訪れました。

Comment

間接目的語の場合は一致しない。

一致がおこるのは,直接目的語の場合だけ,間接目的語ならば一致しません。

Il m’a trompée.
彼は私を裏切った(浮気をした)。

m’(me) は,直接目的語 → 過去分詞は一致する。

Il m’a donné une rose. 
彼は私にバラを一本くれた。

m’(me) は,間接目的語 → 過去分詞は一致しない。

間接目的語の場合は,たとえ過去分詞の前にあっても一致がおこらないので,要注意!

Comment

直接目的語が過去分詞の後にある場合は一致しない。

上の例では,l’ は la tour Eiffel の代わりをする代名詞 la のエリズィオンしたものです。この文では,過去分詞 visité の前に直接目的語 la があるので,一致して過去分詞は visitée になるんだよ。次の例では,直接目的語 la tour Eiffel は過去分詞の後にあるので一致はおこりません。

J'ai visité la tour Eiffel il y a deux ans.

次の練習をする前に問題に出てくるボキャブラリーを発音して確かめておきましょう。

mettre 着る / はく enlever 脱ぐ / とる
une robe ワンピース une chemise (男性用の)シャツ
une veste 上着 un manteau コート
un pantalon ズボン une jupe スカート
des chaussures 靴 des gants 手袋

複合過去形の文における過去分詞の一致をまとめておきましょう。

Check

1)助動詞 être の場合 → 主語の性・数と一致する。

Elles sont déjà parties.

2)助動詞 avoir の場合 → 直接目的語が過去分詞の前にあれば,その直接目的語の性・数と一致する。

- Tu as déjà visité la tour Eiffel ?
- Oui, je l’ai visitée il y a deux ans.

Exercice Synthétique 2

まず,次の表現をモデルの後について発音して覚えましょう。

prendre son petit déjeuner 朝食をとる
sortir 出かける
arriver à l’université 大学に着く
avoir un cours de français フランス語の講義にでる
déjeuner au restaurant universitaire 学生食堂で昼食をとる
travailler à la bibliothèque 図書館で勉強する
rentrer chez elle 彼女の家に帰る
dîner 夕食をとる
prendre un bain 風呂にはいる

ソーマ

Florence の生活を描いたイラストを見て,モデルにならって文を作りなさい。

Modèle : Hier, elle a pris le petit déjeuner à sept heures.
Hier, elle a eu un cours de français jusqu’à midi.

1)

2)

3)

4)

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