接続法の用法
接続法には,主に間接話法と非現実話法の2つの用法があります.
間接話法
ある人の発言を引用符に入れてそのまま引用するのを直接話法というのに対して,話し手の立場から
言い直すのを間接話法と言います.間接話法には基本的に接続法1式が使われます.
直接話法:
Er sagte : „Ich bin krank und kann die Arbeit nicht übernehmen.“
「僕は病気で,その仕事は引き受けられません」と彼は言った.
間接話法:
Er sagte, er sei krank und könne die Arbeit nicht übernehmen.
彼は,自分は病気で,その仕事は引き受けられないと言った.
ただし,主語が ich, wir, sie(彼ら)の場合など,接続法1式と現在形が同形になってしまう場合,
接続法だと言うことを明示するために2式を使います.
Sie sagten, sie hätten keine Zeit. 彼らは自分たちには時間がないと言った.