1. 直説法単純未来

用法: 単純未来と近接未来

Leçon 9 でやった「aller + 不定詞」の近接未来形,覚えていますか?単純未来形とどのように使い分けるのでしょうか。まずは,近接未来形の用法を復習しておきましょう。

1) すぐに実行されること(ごく近い未来に実現されること)として表現したいとき

Tu ne comprends pas? Alors, je vais t'expliquer.
わからないの?じゃあ,説明するよ。
Attention à la marche! Tu vas tomber.
段差に気をつけて!転ぶよ。
Il va être 4 heures.
4時になるところです。


2) 現在の状況から判断して,実現される可能性が高いこと(確かな未来)として表現したいとき

On va se marier dans un an.
私たちは1年後に結婚します。

1) の場合には,近接未来を使い,単純未来は使いません。問題なのは,2) の場合だね。

単純未来と近接未来,どっちを使うか?

a) 現在の状況から判断して,実現される可能性が高いこと(確かな未来)として表現したいとき→近接未来 

Je vais avoir un enfant. (来年)子供が生まれます。
Il va pleuvoir. 雨が降ります。


b) 現在の状況と関係なく,将来実現される可能性があることとして表現したいとき→単純未来

J'aurai un enfant. (いつか)子供を産むでしょう。
Il pleuvra demain. 明日は雨が降るだろう。


c) 自然のなりゆきで実現されることとして表現したいとき→単純未来

J'aurai 50 ans l'année prochaine. 来年50歳になります。

たとえば,空が黒い雲で覆われている状況では,Il va pleuvoir.を使うのだね。それに対して,今はいい天気だけれど,明日に雨が降るだろうと言いたいときには,Il pleuvra demain.を使うのだね。