2. 中性代名詞 le

1)の「直接目的語として用いられた不定詞(句)・節の代わりをする用法」の続きです。次は,節の代わりをする用法です。

b) 節の代わりをする用法

Je t'aime, Laure. Enfin j'ai réussi à dire que je t'aime!
→ Je t'aime, Laure. Enfin j'ai réussi à le dire !

訳: 僕はきみが好きだよ,ロール。 とうとう僕はきみにそれが言えたよ!

太字になっている que je t'aime は動詞 dire の直接目的語として用いられている節です。同じ表現(je t'aime)がすぐ近くにあるから,中性代名詞 le を用いて次のように代名詞化することができるんだよ。

 

1)の「直接目的語として用いられた不定詞(句)・節の代わりをする用法」の続きです。次も,節の代わりをする用法です。

b) 節の代わりをする用法
- A qui est cette montre ?
- Je ne le sais pas.
  - この時計はだれのですか?
- それは知りません。
- Il faut qu’on parle, Bernard.
- Oui, il le faut.
  - 話す必要があるわね,ベルナール。
- そうだね,その必要があるね。

中性代名詞の le は,最初の例では à qui est cette montre の代わりを,次の例では qu’on parle の代わりをしています。

確認練習:L14-2-1(Exercice 2)(自律学習)