1.強調構文

今度は主語以外の働きをしている表現を強調したい場合です。

 
 

Eric présente Laure à Luc (chez ses parents).
訳:エリックは(彼の両親の家で)ロールをリュックに紹介します。

この文の,Laure を強調したいとき,Laure は直接目的語の働きをしています。そこで次のルールを適用すると,下のような文ができます。

 
主語以外の働きをしている表現を強調するには  →  c'est ... que...
C'est Laure qu'Eric présente à Luc.
訳:エリックがリュックに紹介するのはロールです。

 

主語以外の働きをしている表現を強調する場合をもうひとつ見てみましょう。

 
 

Eric présente Laure à Luc (chez ses parents) .
訳:エリックは(彼の両親の家で)ロールをリュックに紹介する。

à Luc を強調したいとき,à Luc は間接目的語の働きをしているよね。そこで,さっきと同じルールを適用して,下のような文ができるよ。

 
主語以外の働きをしている表現を強調するには  →  c'est ... que...
C'est à Luc qu'Eric présente Laure.
訳:エリックがロールを紹介するのはリュックにです。

先生,質問 !

前置詞の à は省略できないのですか? 

間接目的語のような,もともと前置詞のついている表現の前置詞は省略できません。

Eric présente Laure à Luc.
○ C'est à Luc qu'Eric présente Laure.
×  C'est Luc qu'Eric présente Laure.