3. 近接未来 aller + 不定詞
aller はすでにやった動詞ですね。(→ Leçon 7. 2)「行く」という意味でしたね。ところが,「aller + 不定詞」の組み合わせになると,「行く」という意味はなくなり,近い未来をあらわす次のような意味になることがあるのです。 |
近接未来「aller + 不定詞」の意味 | |||||||||||
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先生, 質問!
「aller + 不定詞」のあらわしている近接未来って,どのくらい近い未来のことですか?
なかなかいい質問ですね。実は,時間的な遠近は必ずしも関係ないのです。ある言語学者は,「近接未来形は,現在から未来に橋をかける働きをする」と言っています。つまり,「近接未来形」を使うのは,「未来」のことを「現在と連続していること」として言うときですね。それは,具体的には次のような場合が考えられます。 1 ごく近い未来のことを言うとき
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近接未来形と bientôt 近接未来形「aller +不定詞」は,bientôt「まもなく,もうすぐ」という意味の副詞とともによく用いられます。その他,tout à l’heure 「すぐに」,cet après-midi 「今日の午後」,ce soir 「今夜」, demain 「あす」 などの表現とともにもよく用いられます。 |
「aller +不定詞」の二つの意味 「aller +不定詞」には,「…しようとしている」(近接未来)という意味だけでなく,「…しに行く」という意味もあります。たとえば,
訳すときにはコンテクストによって,どちらの意味で使われているか考えて,訳し分けてください。 |
動詞 aller の活用をちょっと復習しておこう。aller は英語の go にあたり,とてもよく使われる動詞だったよね。まったく不規則な動詞だから何度も発音してまる暗記してしまうのがいいよ。
aller の活用 | |||||||
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