1. 接続法過去

主節が現在・未来のとき,従属節である事柄を「未完了の事柄」として表現したいときには接続法現在を使います。それに対して,「完了した事柄」として表現したいときには接続法過去を使うのです。

 

接続法過去は次のようにして作ります。

接続法過去

接続法過去= avoir(être) の接続法現在+過去分詞

J'ai peur que vous (ne) m'ayez oublié à jamais.
私は,あなたが私のことを永遠に忘れ去ってしまうのではないかと心配です。
Je suis heureuse que tu sois venu hier.
私は,昨日きみが来てくれてうれしい。
C'est la meilleure pièce que j'aie jamais vue!
それは私がかつて見たなかで最も良い部屋だ。
L'été 2003 a été le plus chaud que l'on ait connu ces cinquante dernières années.
2003年の夏は,この50年間に経験したなかで最も暑かった。

日常語では,主節が過去のときも,従属節の「未完了の事柄」は接続法現在で,「完了した事柄」は接続法過去であらわすんだよ。

Il fallait une actrice qui puisse jouer ça.
それを演じることのできる女優が必要だった。
Je craignais qu'il ne soit tombé entre les mains de terroriste.
私は,彼がテロリストの手中に落ちてしまうのではないかと心配だった。