1. 接続法現在

用法

ここからは接続法の用法について見ていきます。その前に次のことをもう一度確認しておきましょう。

 
 

1) 接続法は,原則として従属節内(que 〜)で使う。
2) 直説法と接続法のどちらを使うかは,従属節がどのような表現によって導かれているかによって決められる。

 

Je suis heureux que tu sois avec moi.
きみがいっしょにいてくれると私はうれしい。
J'espère que tu viens avec moi.
きみがいっしょに来てくれるといいなあ。

ここで大事なのは,どの表現の後で接続法を使うのかをしっかり覚えることなんだ。今から見ていく接続法を取る表現は,理解しやすいように意味や構文にしたがって分類してあるけれども,あくまでも具体的に「〜の表現の後では動詞は接続法」というふうに覚えること大事だよ。

 

どの表現の後で接続法を使うかは大きく2つに分けることができます。

1) 主節の表現(動詞,形容詞など)による場合
 

主節が願望,必要性,可能性,疑惑,心配,感情をあらわすとき

Je suis heureux que tu sois avec moi.
きみがいっしょにいてくれると私はうれしい。

2) 従属節を導く表現(接続詞句,前置詞句)による場合
 

従属節を導く接続詞句や前置詞句が,目的,譲歩,条件などをあらわすとき

Il a parlé lentement pour qu'elle comprenne.
彼は彼女が理解できるようにゆっくりと話した。

上の説明は頭の中を整理するには役立つけれど,大切なのは,やっぱり具体的に「〜の表現の後では動詞は接続法」というふうに覚えることだよ。たとえば「être heureux que の後では動詞は接続法」「pour que の後では動詞は接続法」というふうにね!