1.代名詞 en (つづき)

最初の「不定冠詞 des・部分冠詞+名詞」のかわりをする en と,「数詞・数量表現 +名詞」の名詞のかわりをする en とを,なぜ区別する必要があるの?いったいどこが違うの?

さて,2つの用法はどこが違うのでしょう?

直接目的語のかわりをする2つの用法の違い

1)直接目的語の働きをしている
 a) 「不定冠詞 des・部分冠詞+名詞」全体のかわりに
 b) 「数詞・数量表現 +名詞」の名詞のかわりに

 Je mange des escargots. → J'en mange.
 Je voudrais six huîtres.  → J'en voudrais six.

目的語が「不定冠詞 des・部分冠詞+名詞」の場合は,目的語全体が代名詞化される。でも,「数詞・数量表現 +名詞」の場合は,全体ではなくて,名詞だけが代名詞化されるんだね。数詞の部分は代名詞化されないで,残るんだよ。

同じように,目的語の一部だけが代名詞化される例をもうひとつ見てみましょう。

1)b)の用法 直接目的語「数詞・数量表現 +名詞」の名詞のかわり(つづき) 

直接目的語「数詞・数量表現 +名詞」の名詞のかわりをする用法,次は,「数量表現+名詞」の名詞のかわりをする例です。

  - Tu n'as pas de DVD ?
  - Si, j'en ai beaucoup. (← j'ai beaucoup de DVD)
  訳:きみはDVDを持っていないの?
   いいえ,たくさん持っているわ。

beaucoup de DVD は,数量表現 beaucoup de「たくさんの」についている直接目的語です。このような場合は,名詞(de)DVD を代名詞 en にかえることができるんだ。この場合も,目的語全体が代名詞化されるのではなくて,数量表現は残ることに気をつけましょう。