文字と発音も、じっくり着実に。
声に出しながらゆっくり学んでいく初級文法

本書は、初めて韓国語を学ぶ学習者を対象に、大学などで1年間 週1回の
授業に使われることを想定して構成されたテキストです。
　構成は全20課。まず1課から9課までは韓国の文字であるハングルを中心
に、10 課から 20 課までは各課にて 3 つの新しい文法項目を学習できるよう
にしました。
本書の特徴は、次のとおりです。
1課から9課までは、文字と発音を確実に習得できるよう練習問題を設け、
さらに文字の定着を図るため、毎回「前回のおさらい」を設けています。
10 課から 20 課までは基本的な文法項目を各 3 つずつ提示しています。そ
れらの文法項目についてまず、基礎的な「練習問題」を行い、次に「会話」
で実際の使われ方を学びます。「まとめ」では、3 つの文法項目の使い方を、
文字をなぞることで文法の体系に慣れ、最終的に 1 文を自分で書けるように
しました。さらにもう一つ「まとめ」ではペアワークを通じて、文法項目を
使い、話してみるという問題を準備しました。
　最後の付録には、10課から20課で用いる単語集と韓国に関するプチ情報、
ハングル単語ゲーム、索引を載せました。索引は、本書に出てくる単語をカ
ナダラ順で整理し、辞書代わりに使えるようにしています。

（2025年初版）