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ドイツの中のニッポン

日本人が欧米の文化を異文化と感じるように、ヨーロッパの人が極東の国の文化に興味を持つことは言うまでもありません。陶芸、漆工芸、生け花・盆栽、柔道、和太鼓など欧米に広まっている日本文化はたくさんあります。特に日本食レストランは、ここ数年急激に増加し、大都市ばかりではなく中都市にも見られます。以前からドイツ国内に数多くあった中華レストランでは、お寿司や天ぷらが食べられるようにもなっています。
 また、最近では小さな町にもマンガ専門店を目にすることがあり、翻訳された日本のマンガが多くの若い人たちに読まれています。日本のマンガの創造性やストーリー性、自由な描写などが評価されているのです。以前からヨーロッパでは、マンガは「子どもが読むもの」と知らずに限定されていました。そこに日本のマンガが登場し、瞬く間にドイツ人たちを魅了したのでしょう。