2 .関係代名詞 (1)

2)qui とque の用法:que

では,今度は que の用法を見てみましょう。先行詞が関係節内の直接目的語か補語(属詞)の働きをしているときには que を使うということですが,「先行詞が関係節内の直接目的語か補語(属詞)の働きをしている」とはどういうことだろう?

 

    先行詞   主語 動詞  
Je te présente mon oncle que j’aime beaucoup.
私はきみに私が大好きな私の叔父を紹介します。

 

他動詞には,直接目的語が必要です。ところが,上の文には aimer の直接目的語がみあたりません。先行詞の mon oncle が直接目的語の働きもしているのです。こういうときには,関係代名詞は que を使います。

関係代名詞 que を使う場合(1)

結局,qui と que の使い分けは関係節内に何が欠けているかを見ればいいわけだね。主語が欠けていれば qui を,直接目的語が欠けていれば que を使うということだね。簡単だろう?

今度も que を使う場合ですが,先行詞は補語(属詞)の働きをしています。

  先行詞   動詞  主語
Je voyage à travers ce grand continent qu’ est l’Europe.
私はヨーロッパというこの大きな大陸の横断旅行をしています。

関係代名詞 que を使う場合(2)

関係節内には何が欠けてるかな?主語(l’Europe)と動詞(est)はあるけれど,これでは文として不完全だね。

そうだね,補語(属詞)が足りないね。このような場合も,関係代名詞は que を使います。

確認練習:L5-2-2

確認練習:L5-2-3(Exercice 2)