1. 直説法複合過去

Il y a plus de dix ans, l'euro est devenu la monnaie officielle de…

devenu は devenir の過去分詞,「être+過去分詞」で「過去」をあらわすんだよ。

Ils ont changé leur monnaie nationale pour une monnaie commune.

changé は changer の過去分詞,「avoir+過去分詞」でも「過去」をあらわすんだよ。

複合過去をマスターするのは,実はちょっとたいへんです。でも,全体をパーツに分けて,少しずつ順を追って理解し,練習していけば,必ずマスターできます。

6つのパーツ

1 2種類の複合過去形:
 「avoir の現在形+過去分詞」タイプ
 「être の現在形+過去分詞」タイプ
2 助動詞 avoir と être の使い分け
3 いつ複合過去形を使うのか?
4 複合過去形の文でよく用いられる表現
5 倒置疑問文と否定文

まずは,「2種類の複合過去形」から見ていきましょう。

1 2種類の複合過去形

まず,複合過去の形からマスターしましょう。

2種類の複合過去
 

助動詞 avoir の現在形+過去分詞
助動詞 être の現在形+過去分詞

avoir は英語の have にあたる動詞だから,have +過去分詞の「現在完了形」と形は似ているよね!でも,助動詞としてavoir だけでなく,英語の be 動詞にあたる être を使う場合もあるんだよ。

「avoir の現在形+過去分詞」のタイプ

まずは,「avoir の現在形+過去分詞」タイプの複合過去形の活用を,danser「踊る」で見てみましょう。過去分詞は,dansé になります。

danser の複合過去形の活用
j'ai dansé nous avons dansé
tu as dansé vous avez dansé
il a dansé ils ont dansé
elle a dansé elles ont dansé

モデルの後について発音してみましょう。

確認練習:L13-1-1(Exercice 1)