4. 命令法

先生,質問 !

否定の命令文は,どのようにして作るのですか?

そう言えば,否定の命令文について説明するのを忘れていましたね。でも,否定の命令文を作るのは,とても簡単なのです。普通の文の否定文の作り方と同じです。すなわち,動詞を ne と pas ではさめばいいのです。

Chantez! Ne chantez pas!  
歌いなさい!   歌わないで!
Bois de l’eau! Ne bois pas d’eau!  
水を飲みなさい!   水を飲んではいけません! 

 

2番目の例文で,de l’eau が d’eau に変化していますが,覚えていますか? 直接目的語(eau)についている不定冠詞と部分冠詞(de l’)は,否定文中では de になるのでしたね。

確認練習:L10-4-18(自律学習)

命令文の作り方,マスターできましたか。ここで,まとめの練習をしましょう。

確認練習:L10-4-19 (Exercice 4)(自律学習)
確認練習:L10-4-20(自律学習)

先生,質問 !

être と avoir の命令形も直説法現在形から作るのですか?

残念ながらそうではありません。動詞のなかには,命令形が直説法現在形から作れないものがあります。例えば,être と avoir の命令形は次のような特別な形をしています。

  être

(tu) sois (vous) soyez (nous) soyons

  avoir

(tu) aie (vous) ayez (nous) ayons

 

他にも,特別の命令形を持つ動詞はありますが,上の2つの動詞はよく使われますから,覚えておくといいですね。