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- ドイツの自動車
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ドイツには世界的に良く知られている自動車メーカー、ダイムラー、BMW、ポルシェ、アウディー、フォルクスワーゲンなどがあることからわかるように、ドイツは自動車社会です。大都市は公共交通機関が発達していますが、そこから少し離れれば自動車がないと非常に不便です。ドイツ全土にアウトーバーン(Autobahn)が張り巡らされているので、自動車なら気軽に移動ができます。鉄道会社は、自動車に対抗すべく様々な割引チケットを販売していますが、思う程の成果が上がっていません。
しかし最近ではドイツでも排ガス規制が厳しく、2007年にはディーゼル車にはフィルター装着の義務が課せられました。また排ガス規定値によって自動車が4ランクに分けられ、フロントガラスにそのランクを示すステッカーを張り、ステッカーの色によって都市に乗り入れられる自動車が制限されるようになっています。
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- ドイツの食文化
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一般的にドイツ料理の評価はあまり高くないようですが、それはドイツの人々があまり食に関してこだわりを持っていなかったからかもしれません。歴史的にも地理的にも食材に乏しく、保存食には注意を払っていたのでしょうが、美食にはこだわれなかったのでしょう。有名なソーセージは、羊の腸に肉を詰め込む保存食ですし、ジャガイモは痩せた土地でもできるものです。しかし地方色が豊かなドイツでは、土地柄にあった特徴的な食文化が根付いています。最近は、様々な外国の料理店が軒を連ねているので、地元料理と多国籍料理の両方が楽しめます。一方、家庭では日本ほど手の込んだ料理をしないようです。
そしてドイツと言えば、やはりビールでしょう。ビールはアルコール飲料ではなく、食料品扱いになっているほどです。地方色も豊かで全国に1500社ほどの醸造所があり、6000種類のビールがあると言われています。