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- ドイツの若者の職業観
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日本のように著名な学校に進むと就職に有利になるようなことは、ドイツではありません。まず自分の将来のために、専門的な知識や技術を身につけるという考え方です。学校選択も、将来の方向を見据えながら決定します。このような環境から自分に合った職業を選びますが、大学生や専門大学生の場合、自分の専門分野でプラクティクムという職業見習いを6ヶ月間ほど企業で行っている場合がほとんどなので、その企業や関連企業などを個人的にあたり、就職先を見つけます。大学は学問を身につける場所なので、日本のように就職課などありません。学んだ専門分野で就職先を見つけることが当たり前となっています。大企業に就きたいという発想ではなく、自分の専門を生かした就職を考え、大企業もその中の一つの選択肢となるのです。
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- ドイツのファッション
- ドイツとファッションは結びつかないように思われていましたが、最近では著名なデザイナーやブランドの商品が多数生まれています。しかし日本のように一般的に流行っているブランドを街中で多く見かけるということは無く、独自の着こなしの中に流行をとり入れているようで、ドイツでいま何が流行っているのかは見抜きづらいのです。
実用的機能的なファッションを楽しんでいる人が多いのは、合理性を好むドイツ人の気質ならではでしょう。また人と同じことをあまり好まないドイツ人は、各人のセンスやファッション感覚を大切にして、同時に他人のそれも尊重します。ドイツの代表的なブランドには、アディダス、プーマ、アイグナー、ゴールドプファイル、ボグナー、ブリー、ヒューゴ・ボス、MCM、モンブラン、ペリカン、リモア、ビルケンシュトックなどがあり、いろいろなジャンルに広がっています。