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ドイツの住まい

 ドイツの住まいも場所によって様々です。都市部ではマンションやアパートが多く、郊外では一軒家やテラスハウスが主流です。学生にとっては学生寮が一般的ですが、マンションなどで部屋を仲間同士で分け合い、キッチンやバストイレを共有する共同住宅(WG:Wohngemeinschaft)もあります。ドイツ人は住まいに関しては日本よりもエネルギーをかけます。内装や庭作りは、たいてい自分自身で週末を何回も使って作業をします。また町や地区によって建築条例や協定もあり、住宅地の景観を配慮し、伝統的なものを残すように工夫されています。この条例や協定は、屋根の傾斜や色、門から玄関までの距離、壁の厚さなど細部にわたり決められています。それによって街中の景観ばかりではなく、住宅地の景観も守られています。最近では各家庭のソーラーパネルや地区ごとにある風力発電の設備が目立ちます。