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ドイツの医療制度

 ドイツ人はどの家庭でもホームドクターを持っています。どんな病気でもまずはホームドクターの診察を受け、必要に応じて専門医や病院を紹介してもらいます。その際支払い証明書と紹介状が渡されます。支払い証明書とは、3ヵ月ごとの初診時に払う診察料(10ユーロ)の証明したものです。一度診察料を支払うと、3ヵ月間はどこの医療機関に行っても追加の支払いはありません。
 保険への加入は法律で義務付けられており、公的保険とプライベート保険があります。公務員、自営業者、高所得者はどちらの保健に加入するかを選択できますが、それ以外の人は公的保険に加入し約85%の国民が公的保険に加入しています。比較的収入の多い人が加入するプライベート保険の場合、まずは個人で診察料全額を支払い、その後保険会社に請求し、払い戻しを受けます。プライベート保険の患者の場合、院長に診察されたり、待ち時間が少なかったりという利点があります。