ドイツのクリスマス
ドイツで最も大切な歳時です。12月25日の4つ前の日曜日から待降節(アドヴェント)に入り、町にはクリスマス市が立ち、家庭ではアドヴェントカレンダーを飾り、クリスマスを待ちわびます。アドヴェントクランツというもみの木を輪にして4か所にろうそくを立て、毎週日曜日に火をつけて4番目のろうそくに灯がともるとクリスマスという飾りがあります。市には、ツリーを彩る飾り、シナモンのきいたシュトレンというクリスマスケーキやレープクーヘンというクッキーに似たお菓子などの店が並び、赤ワインを果物、シナモン、砂糖などで煮たグリューワインの香りが立ち込めています。もちろんクリスマスツリーのもみの木も大小さまざま売られています。クリスマスツリーはアルザス地方がドイツ領であった1597年、アルザスの田舎町テュルクハイムで生まれたといわれています。
ドイツの典型的なクリスマス料理は、リンゴやプラムなどを詰め込んだガチョウの丸焼き、ニシンの酢漬け、赤キャベツ、クネーデルというジャガイモからつくった団子などです。