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ベルリン

 首都ベルリンは、人口345万人を擁する名実ともにドイツ最大の都市です。しかし一極集中の中央集権国家ではなく、地方分権のドイツでは、立法と行政はベルリン、司法はカールスルーエ、金融はフランクフルト、というように国の機能が分散しています。
 ベルリンは、ドイツ帝国時代から第二次世界大戦まで首都でしたが、戦後は東ベルリンと西ベルリンに分かれます。東ベルリンはドイツ民主共和国(東ドイツ)の首都となりました。東西に分裂したベルリンは冷戦のシンボル的存在の都市でしたが、ドイツの再統一後、再び首都になりました。
 また、シュプレー川の小さな島に5つの博物館が集まる「博物館島」、ブルーノ・タウトやヴァルター・グロピウスらによる「近代集合住宅群」といったユネスコ世界遺産をはじめ、現存しているベルリンの壁、ブランデンブルク門、ベルリン大聖堂、ポツダム広場など、見どころが多数あります。