文法は一目でわかる見開き形式。直説法現在形を中心に、 付録で点過去・線過去も紹介。目に楽しいイラスト単語も配備。

●本書は、第二外国語としてスペイン語を初めて学習する学生や、基礎からやり直すことを求　める学生が文法事項を無理なく体系的に習得し、実用に活かせることを目的として作られています。
●前期15回、後期15回、計通年30回の講義回数を基に、本テキストで扱う全15 課（0課を含む）という数が設定されています（『教授用資料』の「授業計画（案）」参照）。
●文法事項は、主に直説法現在形を中心とし、gustar型動詞や再帰動詞、現在完了形などにも及んでいますが、初修学習者にとっても比較的学びやすい構成となっています。
●「文法解説ページ」は見開きにし、授業中や自習をしているときにも、ページをめくらなくとも各課で学習する文法項目が一目でわかります。
●DIÁLOGOは既習の文法事項のみでほぼ作成されており、学習者が未習の文法内容に悩む必要が無いように配慮されています。
●DIÁLOGOの中から様々な状況で使える「型」をEXPRESIÓN ÚTILとして示すことで、文法事項が実用に活かせる武器であることを学習者に再認識してもらえます。
●全ての課に「イラスト単語」を設けており、各課に関連する語彙をイラスト付きで提示することで視覚を通して覚えやすくなるだけでなく、DIÁLOGOやEXPRESIÓN ÚTILと関連させることで、ペアワークを通した会話練習や文を書く練習などをすることもできます。
●本編では扱えなかった点過去や線過去などについても「付録：文法解説」で触れることで、スペイン語能力検定5級程度、ヨーロッパ言語共通参照枠（CEFR）のレベルA2にもできるだけ準拠できるように配慮されています。
●スペインの各都市やラテンアメリカの各国についてカラー写真付きで説明するコラムや、スペイン語やスペイン語圏に関するトリビアを紹介する ¿Sabes? を設けることで、学生がより楽しく　学習できるような工夫もされています。
（2017年初版）