◇本書は、初めて韓国語を学ぶ入門期の学習者を対象とし、大学などでの週１回の授業のテキストとして１年間で終えることを想定して構成されています。さらに練習問題をじっくり使用し、会話練習、書き取り、聞き取りなどを取り入れるなど工夫・調整すれば週２回の授業にも十分対応できます。
◇入門段階で必要とされる文字と発音、文法事項と表現を厳選し、１年間で無理なく学習できるように２４課に分けて段階的に提示しています。
◇１課～９課は「文字と発音編」で構成されています。ハングルの仕組み、母音字と子音字の書き方と発音、終声と連音化の仕組みと発音要領をそれぞれ図解で簡潔に説明し、各ページ見開きで練習問題を配置して説明と関連ドリルが有機的に機能するようにしています。
◇１０課～２４課は「文法と表現編」で構成されています。各課の学習項目はその意味と接続、活用の仕組みがひと目でわかるように簡潔に提示し、見開きで練習問題を配置することによって学習項目が有機的かつ効率的に身につけられるように工夫しています。
◇各課の学習項目、用例文、会話文の中に、発音や文法事項についてさらに説明か注意が必要な箇所は矢印を付け、補足説明を付記しています。
◇各課と巻末に、韓国の地図、鉄道路線図や位置、家族、人体名称図、主要語彙、母音縮約一覧、発音規則の解説、用語活用表、助詞一覧などを図表とイラストで表した関係資料を多数提示して、学習者の理解を助けるようにしています。
◇巻末の「単語索引」、「日韓単語索引」は、本書に出てきた単語をカナダ順とあいうえお順で整理し、辞書代わりに使えるようにしています。
（2009年初版）