わくわくする対話と Execicesで効果的にフランス語運用を学ぶ

『ピロット１』の続巻として作られた教科書です。第1巻で勉強した内容を前提として、接続法を含む発展的な文法事項（ただし、伝統的な初級文法の範囲内）を扱っています。見開き２ページを１単位とし、週２回半年間、あるいは週１回１年間で終える構成になっています。
・大学中級者用。仏検３級から準２級合格を目標としています。
・全１５課からなる本体と、単純過去の導入を図る読解４課（ « Le Maître chat ou le Chat botté »）から構成されています。
・４ページで1課となっており、前半が文法の習得に充てられ、後半の＜Expression＞が聞き取りや会話の演習になっています。
・はじめの３課は復習に充てられていますので、無理なく新学期の授業を導入することができます。
・各課の冒頭には、『ピロット１』と同様に、文法項目に関する＜対話＞が置かれています。これを学習することが本教程の根幹になりますので、隣どうしで（できるだけ）暗唱練習させるとよろしいでしょう。
・＜Expression＞は、基本的にフランス語で教授する授業を想定して作られています。２年目の学習者には若干高度な聞き取りも含まれますが、単語は表現などは既出のものを基本としているので、フランス語の音声に親しむ助けとなるはずです。
・新出単語は意味とともに示してあります。示されていない語彙は『ピロット１』か本書で既出のものですので、巻末の〈INDEX〉を利用して復習させることが可能です。
（2024年初版）