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ツォルフェアライン炭鉱業遺産群

 ルール工業地帯の廃坑になった跡地をノルトライン=ヴェストファーレン州が買い上げて、ルール地方の産業遺産ルートを整備しました。この第12採掘抗がシンボルです。ツォルフェアライン(Zollverrein)とは1834年に発足したドイツ関税同盟のドイツ語名ですが、その後この一帯の石炭層を指すようになりました。
 19世紀末から第二次世界大戦後まで炭鉱、鉄鋼業の発展は著しかったのですが、その後コークスの需要の減少によって廃坑が相次ぎ、1986年に採掘を停止、1993年にはコークス工場が操業を停止しました。
 炭鉱跡を公園に、工場を展示会場やコンサートホールに整備して、2001年にユネスコ世界遺産に登録されました。
 現在では広大な公園や水族館を家族連れが楽しみ、巨大施設の跡地ではロッククライミングや潜水の練習をすることができます。