ヴィース教会
ヴィース教会は、バイエルン州の南、ノイシュヴァンシュタイン城があるフュッセンの近郊にあります。
1738年、ある農家の夫人が修道院から「鞭打たれるキリスト」像をもらい受け、熱心に祈りを捧げたところ、数ヵ月後その像が涙を流しました。その噂は、「ヴィースの涙の奇跡」としてたちまち広がり、この農家に多くの巡礼者が訪れるようになりました。牧草地の小さな礼拝堂に像を移すも、増え続ける巡礼者を十分には受け入れられず、教会の建設に踏み切りました。
1757年に完成した草原に立つ教会は、内部がヨーロッパ随一と言われている優雅なロココ様式です。祭壇、天井画、オルガンなどどれもが装飾豊かに造られています。
今では観光名所としても名を馳せ、世界中から年間100万人を超える観光客が訪れます。