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フルトの竜退治祭り 

 「フルトの竜退治祭り」はドイツ最古の民俗祭りと言われています。フルトの正式名は「フルト イム ヴァルト」(Furth im Wald)。バイエルンの森にある小さな町です。この祭りは500年以上前から続き、毎年8月中旬に10日間開催されます。
 有名な「ニーベルンゲンの伝説」のように竜退治の話はドイツ各地にみられますが、これほど大規模な祭りはありません。ある勇者が巨大竜を退治して領主の娘と結婚するといういたってシンプルな筋書きですが、1,400人の市民と250頭の馬が祭りに参加する大規模な祭りです。勇者と領主の娘を演ずる役者も住民から選ばれ、夜にも野外劇が行われます。
 2010年には、それまで張り子であった竜が電気仕掛けに変わり、迫力が数段増しました。
 昼間は、ビール祭りや中世の衣装をまとった町の人の行進などが行われます。