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ドイツのクリスマス 

 クリスマスは、ドイツで最も大切な歳時です。12月25日の4つ前の日曜日からアドヴェント(Advent)と呼ばれる待降節に入り、町にはクリスマス市が立ち、家ではアドヴェントカレンダーを飾り、クリスマスを待ちわびます。これは、アドヴェントクランツ(Adventskranz)という飾りです。アドヴェントの期間、日曜日ごとに1本ずつロウソクに火を灯していきます。4本目のろうそくに火が灯ると待ちに待ったクリスマス。
 赤ワインを果物、シナモン、砂糖などで煮たグリューワインの香りが立ち込めているクリスマス市には、ツリーを彩る飾り、シナモンのきいたシュトレン(Stollen)というクリスマスケーキやレープクーヘン(Lebkuchen)というクッキーに似たお菓子などの店が並んでいます。
 ドイツの典型的なクリスマス料理は、リンゴやプラムなどを詰め込んだガチョウの丸焼き、ニシンの酢漬け、赤キャベツ、クネーデル(Knödel)というジャガイモでつくった団子などです。