バンベルク旧市街
バンベルクの旧市街は1993年にユネスコ世界遺産に登録されました。第二次世界大戦で戦禍を免れた中世の景観が今なお維持されています。旧市街へはレグニッツ川にかかる旧市庁舎から入っていきます。そして町のどこからでも見える大聖堂へとつづく道では、中世の家並みを見ることができます。
大聖堂は、1004年に神聖ローマ皇帝ハインリヒ2世によって建てられ、1012年に完成しています。4本の尖塔をもつ大聖堂の中には、リーメンシュナイダー作のハインリヒ2世の墓や理想の騎士像を描いたとされる等身大の「バンベルクの騎士」が設置されています。この騎士は王冠を頂いているので支配者とみられますが、未だに誰であるのかわかっていません。
旧宮殿や新宮殿とバラ園、聖ミヒャエル修道院など見逃せない建物がたくさんありますが、小ヴェネツィアと呼ばれるレグニッツ川の畔を筆頭に、中世の佇まいを残す旧市街を散策するだけでもこの町を満喫できます。