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アウクスブルク

 ここアウクスブルクは、ミュンヘン、ニュルンベルクに次ぐバイエルン州第三の都市です。起源はローマ帝国時代の軍団基地に遡り、ドイツではトリーアと並んで古い都市です。
 ドイツルネサンス建築の最高傑作ともいわれる市庁舎を中心にして町が広がっています。北側にはロマネスク様式のペルラハ教会があります。
 市庁舎の東側には、中世に名を馳せた富豪フッガー家が建てた世界で初めての社会福祉住宅フッゲライがあります。フッガー家は、遠隔貿易で成功をおさめ後に銀山、銅山を経営し、巨万の富を得て、政界への大きな影響力を持っていました。神聖ローマ帝国、スペイン国王、ローマ教皇などへも資金を融通していたほどです。
またアウクスブルクは、宗教改革の中心地の一つとして、近年では、ディーゼルエンジンの発明、メッサーシュミット(航空機、自動車メーカー)の拠点として世界に名を知られています。