ハンブルク
ハンブルクは、アルスター川の河口にある港湾都市です。神聖ローマ帝国時代に商業的な特権都市となり、その後リューベックやブレーメン同様ハンザ都市の一員として、富裕な都市に発展していきました。三十年戦争やナポレオンの侵攻などで大打撃を受けましたが、復興を繰り返し、ドイツ帝国成立時には、どこの州にも属さない市として独立しました。それゆえに正式には「自由ハンザ都市ハンブルク」と称しています。
現在でもＥＵ第二の港湾都市として栄えているハンブルクは、大型船舶が頻繁に行き来し、世界的な大企業も数多くあり、ドイツ最大の物流拠点となっています。運河が張り巡らされている倉庫街は近代的な建物が立ち並び、以前フリーポートとして使われていた地区は現在「ハ－フェンシティー」(HafenCity)と呼ばれ、開発が進んでいます。また町の中心にある内アルスター湖周辺は、モダンな店が軒を連ね、外アルスター湖周辺は、高級住宅街になっています。