レーゲンスブルク
レーゲンスブルクの起源は、古代ローマ時代まで遡ります。1世紀にローマ帝国軍によって建てられた「レギ-ナ川の城砦」という意味の「カストラ・レギ-ナ」(Castra Regina)が、町の名前の由来です。レーゲンスブルクは中世最盛期には、政治、経済、宗教の重要な都市としての役割も果たしました。大司教座が置かれ、1245年に帝国自由都市となり、その後神聖ローマ帝国では1663年から1806年まで帝国議会が置かれていました。
旧市街の大聖堂は、13世紀半ばに着工された代表的なゴシック建築です。ここでは世界的にも有名な聖歌隊、ドームシュパッツェン(Domspatzen)の歌声を聞くことができます。ドナウ川に架かる石橋は、ドイツ最古の石造アーチ橋です。橋の中ほどにある男の子の像には、石橋とドームの完成を競い悪魔と取引をした、といわれる伝説があります。橋のたもとのソーセージ屋、市庁舎前のカフェはドイツ最古といわれています。