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ニュルンベルク

 バイエルン州第二の都市ここニュルンベルクは、中世から市民文化都市の色濃い都市です。11世紀、岩山に城砦が築かれ、麓に町が形成されました。現在は旧市街地の中心を流れているレグニッツ川ですが、12世紀、その対岸に別の集落ができ、町が広がっていきました。城下の中心にフラウエン教会、川の対岸にはローレンツ教会が建てられており、今ではこの二つの教会がニュルンベルクのシンボルとなっています。
 14世紀には金属加工を中心とした手工業で財を成しました。主に甲冑や剣を生産していましたが、「ニュルンベルクの卵」と言われる懐中時計なども作られていました。その後もこの町は職人の町として生き続け、今なお精密機械の中心地です。
 またドイツを代表する画家アルブレヒト・デューラー(Albrecht Dürer 1471-1528)は、15世紀から16世紀にかけてこの町を中心に活動していました。今も残る「デューラーの家」には観光客が絶えません。