日本人やアジアの人が欧米の文化を異文化と感じるように、ヨーロッパの人は遠い東の国の文化に興味を持つことは言うまでもありません。最近では、柔道や生け花、日本食ばかりではなく、日本のマンガが人気を呼んでいます。小さな町でもマンガ専門店を見かけることがあり、翻訳された日本のマンガが多くの若い人たちに読まれています。欧米では、マンガは「子どもが読むもの」という固定概念のようなものがありました。そこにストーリー性や創造性が優れた、自由な描写の日本のマンガが注目されたのです。